メルクマール

前回、この物語の舞台はベネツィアがモデルでは、と書いたのですが、”大公”が登場したし、やはりそうみたいですね。イタリア語で言えば”ドージェ”で、貴族による選挙で選ばれる、終身職の国家元首です。　つまりカリーナはお姫様ということになりますが、小さな国なので、市民と混じってカジュアルに暮らしているようですね。　大公はメイドにおしおきされているし。ああいうプレイなのかもしれないが。

さらに前回、流星群の表現が作り物くさいと書いたのですが、あれはいわゆる流星（宇宙空間の塵や氷が、大気圏に降り注ぐもの）ではなく、”エールの塊”であるらしい。エールとは、魔力みたいなものでしょうか。7年に一度の流星群が振ったということは、これからその降り注いだエールにまつわる出来事がいろいろ起こるのでしょう。

そのうちの一つがミネットの目覚めで、もう一つが”竜の影”の騒動です。　通常、エールは”晶石”に蓄積されて、オートマタなどマジックアイテムの動力源となる。ミネットはアニマペルラという特殊な晶石？を動力源にしていて、それは暴走してモンスター化した晶石を安定化させる作用がある、といったところか。

今後は、依頼に応じて各地を冒険し、暴走した晶石モンスターをミネットの力で捕獲する、という流れになるのかな。今回の竜は、比較的おとなしかった（戸惑っていた）ので簡単に捕獲できたけれど、通常は、多少はダメージを与えて弱らせてから捕獲する必要があるのかもしれません。つまりポケモンですな。

チェルシーが前衛の戦士、カリーナは攻撃型の魔法使い、アニエスは人形使いで特殊効果系（幻惑？）、レスターはアイテムによる支援系、ミネットは切り札、といった役割分担なのかな。それなりにバランスが取れている気がします。回復役はいるのだろうか。

女の子が可愛く描かれていますが、レスターとカリーナが公認の仲で、他のヒロインが入る余地があまりありません。ミネットはヒロインというよりは娘扱いだし。今後、波乱があるのか興味があるところです。そんなものは無く、ノホホンと進行するのかもしれませんが。

世界観の説明をして、戦闘があり、水着シーンもあり、と盛りだくさんの内容でしたが、キャラの掘り下げはこれからだと思うので、期待しておきます。

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