閃光のナイトレイド DVD/BD第1巻に収録されている、第0話 『船上のクランクアップ』 の感想です。見て無い方が多いでしょうから、ネタバレは無しで。
第1話の前日談で、櫻井機関のメンバーが日本から上海に向かう、船上での出来事です。でもまだ、雪菜と棗を除けば、それぞれは知り合っていません。
ラストのアクションシーンを除けば、雪菜がメインのお話ですね。本編よりもツンツンしていて、お嬢様然として初々しいのが非常に良いです。コスプレもあったりします。雪菜ファンは大満足でしょう。俺大勝利ということです。
男性陣も、脇でいい動きをしています。葵は謎めいた、かつスカした言動で、いかにもスパイという雰囲気を醸し出しています。葛は素晴らしいアクションシーンが用意されているし、あまり見られない表情を見ることが出来ます。パーティーシーンの背景に要注目。 棗も、雪菜のために献身的に働いています。
つまり、シリーズの良さを凝縮しつつ、本編とはちょっと違った一面を見せる、ということにも成功していると思えますね。良い番外編だと言えるでしょう。
ストーリーは、微妙に無理がある気もしますが、鉄板のスパイアクションとして楽しめました。「捜査のために何かを演じる」というのはスパイ物の定番にもかかわらず、本編では案外少なかったですが、0話では存分に楽しむことができます。
なんだか本編は、後半は政治劇という雰囲気になってしまって、当初の「小粋なスパイもの」という雰囲気が薄れていると思うのですよ。政治劇もいいのですが、このメンツはスパイ活劇のほうが生き生きしているな、と再認識しました。
ついでに、DVD/BDパッケージの他の内容について言及しておきます。1話はディレクターズカット版で、3分の新規カットが追加されているとのこと。でも、たった3分とは思えないくらい、内容が充実して思えるのは気のせいでしょうか。主に、シーンのつなぎ目の状況描写が追加されているようです。放送を見たときには若干目まぐるしい感じがしたのですが、ぐっと落ち着いて、おかげでアクションが引き立ったように思えます(アクションのカットも増えてるかも)。これだけでも、けっこう価値がありました。
コメンタリーは、1話がメインキャストで、0話がプロデューサーさん(だっけ?)と雪菜役の声優さんで、後者が特に面白かったかな。制作の苦労談なっどが聞けたので。この”時代”を再現する苦労が偲ばれます。あと、雪菜役のオーディションは、(声優の)素人さんを50名以上集めて行ったという話にビックリ。ナチュラルに雰囲気のある人を選びたかったのですね。実際、雪菜の声は良く合っていると思えます。
というわけで、なかなか満足したパッケージでした。ナイトレイドが好きな方にはお勧めできます。
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>雪菜ファンは大満足でしょう。俺大勝利ということです。
( ゚∀゚)・∵グハッ なんていう大特典。そんなわけで買ってきます(笑
最終話も終わり、個人的にはそれなりに満足出来る内容だったんですよね。
超能力と言う設定がありながら、それを前面に押し出した異能力バトルモノやスパイモノとはやや趣が異なる、「超能力をツールの一つ」として認識して使う物語は新鮮でした。
まぁ、新鮮=出来のいい作品とは限りませんけどね。実際、視聴率だったり、各Blogでの感想だったりでもそんなに良い評価でもないし。
それでもきっと楽しめた自分たちは勝ち組だと信じてます(`・ω・´) シャキーン
超能力が無敵ではなく、仲間と力を合わせてミッションを遂行する、というスタイルは良かったと思えますね。
任務を受け、その調査の段階からじっくり描き、アクションで締めるという構成で描いた、バイオリニストの回などが特に好きです。
そんなわけで、僕も楽しめたクチです。後半はややテンションが落ちましたが、全体としては良作だったなと。