メルクマール

シスターが凄腕の傭兵なのは前から分かっていましたが、マリアさんはそれを上回る凄腕で、かつ傭兵ではない”何か”のようです。きっと凄い人物なのでしょうね。

星も、妄想は入っているにしても、プロデューサーのくだりは真実っぽいので、プロのミュージシャンとして、それなりに売れていたのは確かでしょう。なにげに凄いです。

”うつ病”は、理解の無い人からは「怠けている」と思われがちですが、実際には真面目で有能な人が罹りがちな病気だそうです。　それと似て、橋の下の住民も、みな本来は「ひとかどの人物」なのかもしれません。そしてそれが重荷で、橋の下に来てしまった。

星はイケメンのようですが、彼が被りものをしているのは、イケメンを隠すためでしょうね。謎が解けました。なまじイケメンだから、好きな音楽が出来ず、アイドルっぽく売り出されてしまった。だから顔を隠して音楽だけで勝負するんだ、という気持ちからでしょう。
”アーティストとしてのオレを評価して欲しい”とか言い出すのはアイドルにありがちな勘違いですが、彼はもっと純粋に、音楽が好きなように見えます。

リクも、本来は凄腕の経営者ですが、橋の下ではそれを見せていません。みな自分の社会的な”凄さ”が重荷で、それを隠し、本来の姿でいられるのが橋の下なのかも。顔を隠して、自分の歌を歌う星は、月ほどには夜空に輝いていないけれど、確かに自分で光る恒星でした。

星の回想に、今よりも少し幼いニノが登場しました。彼女も、カクテルドレスを着こなしたりなど、只者ではないところを見せていたので、ニノの過去がますます気になります。

前回、リクの父親が思わせぶりに登場したので、その続きかなと思っていたのですが、今回はリクはツッコミ役に回っていて、彼自身の話はありませんでした。２クールあるようで、こうやって住人の過去話をやりつつ、リクとニノの話を進めるのでしょう。

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