メルクマール

Aパートは前回・前々回のノリのままなので、またかよと思いましたが、Bパートでいつものクェイサーが戻ってきました。あのカオス回も一部で好評だったようですが、僕はやはり、ツンドラなサーシャが好きですね。

サーシャの記憶が戻り、それをキッカケにサーシャとリジーが互いが敵であることを知る、という展開も良かったかと。これがやりたいための、記憶喪失だったのか。

今回の敵は”鉛のクェイサー”でしたが、サーシャの敵ではありませんでした。確かに、鉛合金は銃弾の弾芯に使われますが、あくまで対人用であり、装甲板を貫く威力はありません。装甲板に対抗できる”徹甲弾”の弾芯は鋼、タングステン、劣化ウランなどです。最初の不意打ちに失敗した時点で、勝ち目はありませんでしたね。

鳳は、「ナトリウムイオンの流れを阻害して、運動神経を麻痺させる」力があるのですね。神経や筋肉は、電気信号でコントロールされていますが、その電気は細胞膜でのイオンの交換によって作られています。つまり細胞には、微小な電池が備わっていると言えます。ナトリウムイオンはその電池で中心的な役割をするので、阻害されると生物は動けなくなってしまうわけです。　鳳の能力は強力だなぁ。

絶妙なタイミングで登場した鳳ですが、果たして彼は敵なのか。辻堂銀行の警備員を、彼は殺さなかったので、アデプトの他のクェイサーとはやり方が違うようです。

サブタイトルは『英露協商』の意味ですね。帝国主義の時代、イギリスとロシアがお互いに潰し合わないように、世界地図に勝手に線を引いて、「こっちはオレが取るから、おまえはそっちね」とやった条約です。それが今回のストーリーと、何の関係があるのかな。

ロシアは、まぁサーシャのことでしょう。となるとイギリスはリジー？　本名の”エリザベス”はイギリス風の名前なので。サーシャとリジーが手を組んで、鳳に対抗するフラグなのかもしれません。リジーは鳳に反抗心を持ってるようですし。　ストーリーが大きく動き始めたので、次回が楽しみです。

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