メルクマール

今回、コメディの描写がとても良かったと思いますね。爽子の”嬉しさ”や”感動”が、手を替え品を替えコミカルに表現されていて、面白いと同時に幸せな気持ちになりました。恋愛の始まりのころの、ウキウキ感が表れているとも言えます。

化粧をして髪型を変えた爽子は、とても新鮮でした。爽子は美人なのに、髪形や表情の地味さで損をしているんでしょうね。おデコを出した今風の髪型にして、化粧で表情が明るくなったことで、見違えるようになりました。

風早君は、以前は爽子にアドバイスする立場だったので、心理的に優位に立っていたのですが、最近は爽子への恋愛感情に翻弄されて、かなり余裕を失っていました。そこへきて、この爽子のイメチェンなので、すっかり呑まれてしまいましたね。いつになくぶっきらぼうな態度で。

好きな女の子に、つい無愛想な態度を取ってしまうのは、男なら心当たりがあるのではないでしょうか。高校生くらいなら特にありがち。作者も脚本家も女性ですが、男心がよく分かってるなぁと思います。

爽子にここまでさせたのですから、次回は風早に男を見せて欲しいところですね。彼ならキメてくれると期待しています。

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