新たに登場した敵、ジョシュアは、元難民で兄弟を養っているという苦労人らしい。ジョシュアという名前はユダヤ系で、いかにも苦労してそうな感じです。単純で熱血な、つまり善人なわけですが、燈に対してハレンチなことをするのは、「アデプトたるもの、女性を弄ばなければならない」という決まりでもあるのでしょうか。まぁ、営業的にそうあるべきなのでしょう。
クェイサーは元素を操る能力ということで、鉄や酸素など、メジャーな物質ならばよいのですが、超ウラン元素みたいなマイナーな元素の遣い手はどうするのだろう、とは思っていました。で、今回まさに登場したわけですが、やはり、役立たず呼ばわりのようですね。
超ウラン元素(ウランよりも重い元素)は、基本的には自然界に存在しません。原子炉や加速器で人工的に作る必要があります。すべて放射性物質で、自然に崩壊し、その半減期(崩壊して数が半分になる期間)が地球の年齢よりもかなり短いので、地球が生まれたときに存在したとしても、もう無くなっているわけです。
同じ超ウラン元素でも、カリフォルニウム(原子番号98)とかであれば、まだ使い道があったのですが。カリフォルニウムは、ウランやプルトニウムよりも少ない量で核爆発を起こすので、超小型核爆弾の材料として、SFや軍事スリラーでネタになります。しかしこれも、半減期が2年半しかなく、どんどん劣化していくので、現実の兵器としては使い物にならないとされています。
ましてや、レントゲニウムは半減期が3.6秒で、どうにもなりません。加速器で作れたとしても、取り出す前に崩壊する始末でしょう。ジョシュア君はどうやって戦うつもりなのか。
先ほど、超ウラン元素は「基本的には」自然界には無いと言いましたが、まれに存在する可能性があります。地殻には、ウランなど放射性物質が微量にありますが、それが崩壊したものが、別の元素とぶつかって、超ウラン元素を作ることがあるのです。もしかしたらレントゲニウムも、自然界にごく稀にでも存在するかもしれません。あっというまに崩壊してしまうので、普通は観測できませんが、"特定元素を操る”クェイサーであれば、それを利用することができるのかも。ちなみにレントゲニウムはあまりに不安定なために、基本的な性質が『不明』なので、未知の力があるかもしれません。
まぁ、やっぱり役立たず、というオチな気がしますけどね。ジョシュアはいいキャラなので、”味方に寝返る”的な展開を期待してしまいます。それは死亡フラグなのかもしれないけれど。
今回は、画面の一部が真っ白になる規制でしたが、前回のような背景カットを挿入してブツ切りにするよりは、ずっと良いのではと思えます。
前回、まふゆがサーシャにソーマを与えたことで、二人の関係が変わるのではと思っていたのですが、やはりまふゆは意識していますね。サーシャもまふゆを名前で呼んだりして、変化が見られるので、ソーマのことは気づいているっぽい。そして燈も二人の変化に気づいて、やや疎外感を持ち、「仲間外れにならないために、役に立たなくっちゃ」と思ったようで。 まだ変化は少しづつですが、たしか2クールものなので、じっくりやっていいのでしょう。
ポチッとして頂けると励みになります!

というわけでクェイサーは毎週視聴者の期待に応えてくれるのかーと納得
でもリジーやサーシャはそういう面は無い?ので、一概にも言えないのかな。まぁ、深く考えるところでも無いんでしょうけど。