メルクマール

この物語の描き方は、線つなぎを思わせます。今は、いろいろなキャラの視点から、点を打っている段階でしょう。そのうち、個々の線がつながって、全体として一つの絵が浮かび上がるはず。「いつか点と点が繋がって、今は見えない何かが暴かれる」と正臣も言いました。

全体の軸になりそうな線は、既にあります。一つは、セルティの「失った頭を探す」話ですね。これは長いスパン（たぶんシリーズ全体）での目的となるでしょう。

もう一つは、帝人の「杏里の力になりたい」という件。おそらく短期的な、当面の目的でしょう。とりあえず目的意識を持っているキャラはこの2人なので、この2本が軸になるのだろうと推測できます。

今のところ、セルティと帝人はニアミスしただけで接点がありません、二人の軸が交錯したときに、物語が大きく動きそうです。

それにしても、登場人物は増える一方だ。切り裂き魔、記者とその連れ、病院の女性、張間さん。点をたくさん打って、より精緻な絵を描こうということでしょうけれど、覚えておくのが大変です。でもがんばって付き合おう。

宇宙人におびえるセルティが可愛いものがありました。　チャットの”セットン”はきっとセルティで、そこでも宇宙人ネタをひきずっていて笑えます。首が無くても萌えられそう。

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