メルクマール

この作品の魅力であり特徴は、第一に試験召還戦争でしょう。それなりに駆け引きがあり、2話は手に汗握る展開がありました。オチも良かった。

コメディとしても良質ですね。特に2話での会話が面白くて、3話はそれが少なめでトタバタ中心なのが残念だけれど、A組のメガネ君との絡みなど笑えました。

でも、ラブコメとしてはどうでしょうか。瑞希はスキスキ光線全開で、明久も瑞希に憧れているので、何の障害も無いわけです。あるとすれば、明久がバカであるということで。でもバカだから結ばれない、というネタ一本で、今後も続けていくのは厳しいと思うのですが。

ラブコメでありがちなのは、ヒロインと相思相愛ではあるけれど、他にも気になる子がいるので踏み込めない、というパターンで、使い古された手ですが、ドラマはいろいろ作れます。ここは一つ、”他にも気になる子”のポジションに秀吉を置くべきだと思うのですが、どうでしょうか。既に十分好きみたいだし。

そういう展開になることを期待しつつ、女の子（秀吉含む）が可愛いのでそれだけでも楽しめた、第3話でした。

半分の半分、を続けていくと永遠に食べられるというのは、ゼノンのパラドックス（アキレスと亀の話など）です。バカだけど哲学者なのかもしれません。

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