Googleトレンドというサービスがあり、あるワードがどの程度検索されているかをグラフにするのですが、盛り上がり具合をある程度反映するので、なかなか面白いものです。
思い立って、今期のアニメ(冬アニメ)の各タイトルについて調べてみたところ、1週目と2週目のピークの出方が、アニメによってかなり違うことに気づきました。 もちろん2週目のほうが1週目よりもピークが低いのですが、1週目の8割くらいをキープするものもあれば、4割を切るものもあります。一覧にして、2週目の比率が高い順に並べてみました。
1週目 | 2週目 | 比率 | |
デュラララ!! | 3 | 2.5 | 83% |
れでぃ×ばと! | 3.5 | 2.6 | 74% |
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド | 5 | 3.5 | 70% |
聖痕のクェイサー | 6.1 | 3.8 | 62% |
ちゅーぶら!! | 3.2 | 1.8 | 56% |
ひだまりスケッチ×☆☆☆ | 3 | 1.6 | 53% |
バカとテストと召喚獣 | 3.8 | 2 | 53% |
おまもりひまり | 3.5 | 1.6 | 46% |
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト | 5 | 2 | 40% |
おおかみかくし | 4.7 | 1.8 | 38% |
1週目と2週目の検索指数のピーク、およびその比率です。検索指数の絶対値の比較はできない(数値が大きいから検索が多いわけではない)そうなので、比率に着目してください。
比率が高い理由としては、 1) 1話で切った人の割合が少なかった 2) 2話目が1話目と比較して良かった などの理由が考えられます。
表で見ると、比率の高い『デュラララ!!』、『れでぃ×ばと!』、『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』は、確かに2話目で評価を上げたように思うので、僕の感覚とも一致しています。
『聖痕のクェイサー』は、2話目が良かったというよりは、ネガティブな方向(規制が酷すぎる)で話題になっちゃったかもしれません。悪目立だちであっても、話題にならないよりはマシかもしれませんが。
比率の低い方で見ると、『おまもりひまり』は評価が低いので(僕は好きですが)、1話切りした人が多いと想像できます。『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は前評判が非常に高かったぶん、やや期待はずれだったのかもしれません。
『おおかみかくし』も”竜騎士07原案”という前評判はあったので、1話はそれで引っ張ったけれど、2話が地味な展開だったので、やや盛り下がったということでしょうか。
だからなんだという話ではありますが、アニメによって傾向が大きく違うのが、結構面白くありませんか? 僕の分析はこの程度ですが、もっと多くのことを、このデータから読み取る方もいるでしょう。そういうのがあったら、ぜひ教えてください。googleトレンドで遊びましょう。
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ああ、なんだろう、経済学の授業を受けているような気分になります・・・。
関連グッズの売り上げ動向なんかも絡んでくると、完全に経済の話に・・・。
こういうデータを分析すれば、ヒット作を生み出す手助けになるかもしれませんね(そういったことは実際行われていると思いますが)。
アニメもビジネスなんだなあ。
アニメの売れる・売れないにはいろんな要素があるので、予想するのは難しいと思いますが、アニメの企画をする方は、こういうデータも使って予測を試みているかもしれませんね。