久々に、みなみけ本来の面白さがある回でした。みなみけ ~おかわり~ 第7話 「噛めば噛むほど甘くなるんだよ」のレビューです。
原作を読んだのはずいぶん前なので、記憶が定かではないのですが、カナと藤岡のからみは原作にありましたね。でもチョコを作るところの騒ぎは、原作と違う気がします。
前者(カナと藤岡)の話は面白いんですよ。藤岡とカナが両方とも誤解していて、カナの突飛な行動がそれをさらに引っかき回す。でも最後は、ちょっといい話で落ちる。よくできたシチュエーションコメディです。
でも後者は、チョコを作っているチアキを、カナがつまみ食いで邪魔するというだけのドタバタ劇であり、面白みが無いし、カナはあんなヒドイやつじゃないだろうと思えます。妹が一生懸命作ったチョコを、ためらわずに食うなんて。まぁ、”おかわり”全般に言えることですが
あと、冬樹のシーンはあいかわらず意味不明ですね。でもあれか、チアキがもしかして冬樹にチョコを渡す暴挙に及ぶのではないかという、サスペンスを与える意味があったのかもしれない。僕もちょっとドキドキしてましたよ。
ともあれ、原作準拠の部分はちゃんと作ってくれていたので、今回は良かったです。

ラストシーンでわからなくなりましたね。甲斐×摩央の芽もまだあるのか? キミキス pure rouge 第19話 「true heart」 のレビューです。
比較的、淡々とした展開だと思って見ていました。勢いで告白したものの、それを後悔している摩央と、戸惑っている光一。映画のキスシーン撮影で本気の感情をぶつけてしまい、結美はその様子を見て、二人の関係を悟ってしまう。ここまでは予想通り。
でも、ラストに甲斐と摩央のシーンを持ってきたのは、何を意味しているのでしょうか。ここで甲斐が優しい言葉をかけて、摩央とヨリを戻すとか? その展開はあまり歓迎できないなぁ。ここからどうやって光一と摩央がくっつくのか、に興味があったのに、元の鞘という展開は当たり前すぎると思うのです。
一方で、結美が転校のことを友人たちに打ち明けて、友情を確かめ合うイベントがありました。これは見ようによっては、「光一と結美が良い友達としてサヨナラする」エンディングへの伏線とも取れます。 というか、結美って極度に内気で、女友達ともうまく話せないという設定があったのですね。知らなかったけど。それが、光一のおかげで友達も増えたと。光一は私の青春の一ページであると。ありがとう光一、そしてサヨウナラ。
となるかどうか、予断を許さないので、次回も楽しみに見ます。
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話の内容は悪くないのだけれど、15分モノ程度のネタに、パロディを大量につっこんで無理に30分モノにしたような印象でした。ハヤテのごとく! 第46話 「奴の名は魔球少年ワタル!!!」 のレビューです。
パロディもいいんだけれど、使い方が安っぽいのですよね。もっとセンスのいい回もあるので、これは演出の責任でしょうか。
1点、良いと思ったのは、「そのセリフは言わないでください。これはパロディではなく、あなたの人生だから。」というサキのセリフです。パロディオンパレードは、このセリフのためにあったのかもしれない、と思ったくらいで。
今回いちばん笑ったのは、次回予告でした。キカイダーかよ! 良い子置いてきぼりだけれど、いいのだろうか?

連作短編物と思っていたら、早くも物語の核心のようで。シゴフミ 第7話 「キラメキ」 のレビューです。
私なりの物語展開の予想を書いているので、見たくない方はご注意ください。多少ボカしてはいますが・・・
病院にいるフミカのことを、配達人のフミカは「フミちゃん。僕の片割れ。」と言いました。つまり二重人格なのでしょうか。フミカの人格は死んで、死後の世界の配達人になったけれど、フミちゃんの人格は一応生きている(寝ているけど)とか?
キラメキは、かなり痛い人物として描かれていますね。ほんとうにあの通りの人なのか、あるいは何かを隠すためにこういうキャラを演じているのか、まだわからないところです。まぁ、娘をためらいもせず撃つのは、どう見ても普通じゃないけれど。
キラメキが編集者の手に、憑かれたように文字を書いて、われに返って「・・・違う」とつぶやくシーンがありました。もしかして、こいつはとんでもない変態作家? そういえば、1話でフミカがベッドを見たシーンで、全身に文字を書かれた裸体のカットがありましたね。改めて見ると、この文章はどう見ても・・・ だから4年間も新作が書けないのね。
そして衝撃のラスト。いろいろ面白そうにはなってきました。しかしまだ残り話数があるのに、こんなクライマックスでいいのでしょうか。これも本題ではないとか?
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”揚羽がやってきた”→”刺客を撃退した” というだけの話で、3行さえも必要ありません。君が主で執事が俺で 第7話 「久遠寺家全滅!?来訪者は揚羽様だった!」 のレビューです。
ポイントを探すとすれば、揚羽が刺客に襲われたことに対して、「年端もいかない女の子を狙うなんて酷い」と錬が義憤をあらわにしたところでしょうか。でも財閥の娘って、刺客に襲われるものですよね、アニメ的に。
未有は光ゲンジみたいなので買収されていたけれど、そういうのが好きという設定なんでしたっけ? 他の人はだいたい分かったのですが。
ラストの、月明かりに照らされた鳩姉と未有のシーンが、なにやらイイ雰囲気でした。
来週も揚羽の話なんですね。今回は、来週に向けた導入だったのでしょうか。正直、退屈だったので。 というか、パロディーがたくさん入っているようで、ネタが分からない自分が置いてきぼりなだけかもしれません。

降り出した雪は、何を表していたのでしょうか。雪は無垢の象徴であり、また覆い隠すものの象徴でもあります。true tears 第7話 「ちゃんと言って、ここに書いて」のレビューです。
「無垢」
雪が降った日、眞一郎への想いに気づいてしまい、柄にもなく戸惑っている乃絵はいかにも「無垢」でした。恋愛が理解できていないので、眞一郎に”好きだ”と言わせてみたり、地面に書かせてみたりしたのでしょう。「つきあう」とか「恋愛」とかいうコトバと、自分の中にある感情が一致するには、まだちょっと時間がかかりそうです。そんな様子が初々しくてたまらないですね。
「覆い隠すもの」
雪の中「あいちゃん」にやってきた眞一郎を、愛子はうれしそうに迎えますが、そこで乃絵とのことを聞き、強引にキスをしてしまいます。報われない想いや、三代吉への裏切りを、雪が覆い隠してくれるかのように。でも雪の下にある真実は、変わることはないのですよね。
「あなたを観察しててわかったわ。あなたは飛べない、絶対に。」と乃絵は言い放って、比呂美をキレさせてしまいました。そりゃ怒るよな。「真心の想像力」とか言いながら、真心が働くのは眞一郎に対してだけで、それ以外の人の気持ちにはあまり頓着しないようです。そういえば、雷轟丸は優遇していたけれど、飛べないジベタは冷遇していました。乃絵にとって、比呂美はジベタなのでしょう。恋愛を諦めてしまっている比呂美は飛べないわけです。
ともあれ、眞一郎と乃絵は付き合うことになりましたが、まだまだ波乱はあるでしょう。特に比呂美と。母親や父親の思わせぶりな様子から見て、やはり”眞一郎と比呂美が兄妹”というのは、母親の嫌がらせであって、事実ではない雰囲気です。でも比呂美は今のところはそう信じていて、真実がわかったときには眞一郎と乃絵がラブラブ、という状況が待っているのでしょう。そこで比呂美はどうするのか。
次回予告の、比呂美のかぼそい声が気になります。なにが起こるのでしょうか。最後には、ヒロイン3人とも幸せになって欲しいものですが。
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前にもちょっと書きましたが、やはり”ファウンデーション”を彷彿させる展開になってきました。機動戦士ガンダム00 第19話 「絆」のレビュー(考察)です。
以下、ファウンデーション(アイザック・アシモフのSF小説)のネタバレあります。
おおざっぱな筋を書きます。心理歴史学者であるハリ・セルダンは、1万2千年続いた銀河帝国が、やがて瓦解して、暗黒時代が3万年続くことを予言します。ちなみに心理歴史学とは、人間一人の行動は予測不能だけれど、人間の集団の行動は予測できるという架空の学問です。セルダンは、暗黒時代をなるべく短くするために、知識の集大成である銀河百科事典を作る組織、「ファウンデーション」を設立しました。
セルダンの死後、ファウンデーションは何度も危機に見舞われますが、そのたびにセルダンのホログラム映像が現れ、「こういうことになってるだろうから、こう対処するように」と予言を与えてくれて、それが恐ろしく的確なので、ファウンデーションは発展していきます。
実は、ファウンデーションの真の目的は、新たな銀河帝国を興すことでした。これは「セルダン・プラン」と呼ばれ、ファウンデーションの人々はそれを実行していきます。
しかしある時、ファウンデーションの対抗勢力として、突然変異のエスパーである”ミュール”が現れました。ファウンデーションはいつものようにセルダンの予言をあてにしていたのだけれど、彼のプランにミュールの存在が織り込まれていないことが明らかになり、ファウンデーションはパニックに陥ります。ついにセルダンは間違えたのか!?
実はセルダンはこういうことも予見していて、銀河系の反対側に、第2ファウンデーションを用意していました。彼らはミュールを打倒しますが、第1の連中は面白くありません。第2の操り人形に堕ちてたまるかということで、第2ファウンデーションをやっつけてしまおうと画策します。そしてそれは成功したのですが、実はやられたふりをしただけで、第2ファウンデーションは歴史を影から操る役目に戻ったのでした。
とまあ、長々と書きました。まずハリ・セルダンは言うまでもなく、イオリア・シュヘンベルグに相当しますね。ただし、ハリ・セルダンのように心理歴史学による予言をホログラムで授けるのではなく、ヴェーダというAI?を介して、自らの死後に生きる人々を導いているようです。
ファウンデーションは、もちろんソレスタル・ビーイング(CB)に相当します。ファウンデーションがセルダン・プランに頼っていたように、CBの人たちは”ヴェーダの計画”に頼っていて、計画に無いことが発生すると戸惑ったりするようです。
ファウンデーションの表向きの目的は、銀河百科事典を作ることで、真の目的は銀河帝国の復興でした。CBの表向きの目的は、戦争根絶ですが、真の目的は何でしょうか。たとえば、銀河帝国ならぬ”太陽系帝国”の建設とか??
国連の人が「第3段階」とか言っていましたが、これが真の目的に通じるものなのでしょう。南極のシーンや予告編を見るに、GNドライブを人革連などの陣営に与えて、なにかやらせたいようですね。
では、第2ファウンデーションにあたるものは何でしょうか。スローネの連中がそうかもしれませんが、刹那たちと戦うのは予想外だったようなので、彼らも操られるコマに過ぎないようです。いかにも怪しいのは、あの国連の人か”ラグナ”なる人ですが・・・ いずれにしろ、彼らもシュヘンベルグの計画を実行しているにすぎないのでしょう。
第1ファウンデーションが、セルダンの手の内から出ようとしたように、刹那たちもヴェーダ、あるいはシュヘンベルグに反抗して、第2ファウンデーションに相当する裏の存在と戦うことを選ぶのでしょうか。たぶんそうなるんだろうな。
いろいろ面白そうな展開になってきました。CBの”真の目的”と、それに至る道筋が、次回でさらに見えてくるものと期待しています。
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難解な理由のひとつは、最後のアルゼイドの長い独白シーンで、”物語の種明かし”と”自身の回想”がごっちゃになっていて、視聴者を混乱させるからだと思えます。
要するに、あの村人たちは人の姿をしているけれど”木の精霊”みたいなもので、彼らの森は、気候が変わったために新しい木が育たず、滅びようとしているらしい。
ルドヴィカはそんな森に久しぶりに誕生した若木なのだけれど、先天的に色素(葉緑素)を持っていなかったのですね。そのために太陽の光の下には出られず、光合成での養分も得られないので、このままでは枯れてしまうと。それを生かすために、通りがかったラゼルたちを引き入れ、殺して養分にしようとした、という話でした。
人の姿をとったルドヴィカは、やはり色素を欠いたアルビノであり、同様にアルビノであるアルゼイドに懐いてしまったのが、村人にとっての誤算でした。アルゼイドも、そんなルドヴィカに昔の自分の姿を見て、共感してしまったと。
アルゼイドの過去について、断片的に語られました。むしろ、そのためのエピソードなのでしょう。彼が旅をする理由は、復讐ではなくて実は・・・なんだろうな。
ラゼルの恒例の説教タイムもなかなか良かった。ハンデは誰にでもあって、ラゼルにとっては背が低くて体力が無いことがハンデだけれど、がんばればなんとかなるし、ならない時には仲間に頼っていいのだ、というお話でした。
緊迫したシーンになるほど、会話が漫才になるのはあいかわらず。「がんばれ触手ぅ」はヒドイw。
ラゼルのクマの秘密が明らかになりました。ドラ○もんの4次元ポケットのようなものだったとは! 毎回変わる衣装をどこに持っているのか不思議だったのですが、これで納得?
と、いろいろ見所の多い7話でありました。でも最近、ラゼルの派手な魔法シーンが見られないのが淋しいのですよ。
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入れ替わりネタがあって紛らわしいので、死んだほうを真ひなた、生きているほうを偽ひなたと表記します。
「出来ないって思い込んじゃダメ」という言葉がキーになって、いろいろなことが動き出す。この構成はうまいと思いました。そもそもは真ひなたの言葉で、それが複数ルートを通って偽ひなたに届いたので、彼女を動かす力があったわけです。
第1ルート: 真ひなた → 偽ひなた (子供のころ)
第2ルート: 真ひなた(音羽) → 琢磨 → はやみ → 偽ひなた
ちょっと残念なのは、「出来ないって思い込んじゃダメ」という言葉は、あまりにジェネリックな励まし文句であることです。もっと特徴的な言葉なら、より良かったのですが。でもまぁ、いい言葉ですよね。諦めていたけど、やれば出来たはずの事って、人生にいくつもあるよね。
わかりにくいのは、なぜ急に、偽ひなたがひなたと呼ばれることを嫌うようになったか、です。これまでそういうそぶりはあまり無かったのに。
絵本を見たのがきっかけ、ではないと思います。それより前の、はやみに「ひなた」と呼ばれたシーンから、嫌がっている様子だったので。
想像するに、これまで偽ひなたは、祖父に絶対服従することがアイデンティティーだったのでしょう。たぶん真ひなたの死に責任を感じており、その贖罪と、家を守るためには、祖父の庇護のもとでひなたであると偽り続ける必要があったわけです。
でも、そんな祖父への絶対服従の姿勢に、綻びが出来てしまいました。はやみと仲直りしたからです。そうなると、自分を殺してひなたであり続けることにも、当然疑問が出てくるでしょう。
しかし、長年束縛されてきた祖父に面と向かって逆らうことは、簡単ではありません。そんなのは無理だと諦めていたところに、はやみの手紙を通して、真ひなたの言葉を思い出し、祖父と全面対決する勇気を奮い起こしたのでしょう。
偽ひなた(ほたる)の絵本の内容からすると、”約束の人”である琢磨は、はやみ と周囲の人を仲直りさせるだけではなく、長年続いた村人同士の対立を解決させる使命があるようですね。そういう話になってくると、脚本的に不安があるのですが、今回良かったので、今後も楽しみにしたいと思います。
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豪華な食事を囲んで気まずい雰囲気。怯えているボタンに笑えました。
グルマン(食通)の条件は、”たくさん食べられること”だそうですが、ギャルゲー主人公も同様のようです。
椋がはっきり意見を言っていたのが印象的で、姉のためにもがんばらなきゃ、と発奮したのでしょう。この姉妹、自分たちの恋愛以上に、お互いのことを思いやる気持ちが伝わってきて、そこが切ないところです。
17話のレビューでも、杏の表情には注目していたのですが、今回も表情で演技していました。もちろん、クライマックスはラストの涙ですね。あれは感動的でしたが、ちょっと惜しい。もし僕が演出家だったら、椋は泣かせないと思います。ずっと気を張っていた杏は、堰を切ったように泣いてしまう。でもこうなることがわかっていた椋は、そんな杏をしっかり抱いて、ごめんなさいと言う。こういう構図のほうが良かったように思うのですが、どんなもんでしょうか。(※理由について、コメント欄で補足しています)
原作ゲームはやっていないのですが、この物語はやはり、家族の絆がテーマなのですね。智代の話もそうでした。しかし、生徒会長になりたい理由は予告でネタバレだったし、桜並木を残したい理由は思ったよりベタだったな・・・
ここからは、トモヤの家族の話と演劇部の話になるのでしょうね。好きなキャラだった杏と智代のルートが終わって(終わったんだよね?)、テンション下がり気味ですが、今後も見せ場があると期待することにします。まぁ、トモヤが渚一筋なのは、それはそれで好感が持てますしね。
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白雪みぞれは孤独だったそうです。なぜ孤独なのかについては語られませんでしたが、”妖怪の世界でただ一人の人間”である月音の孤独を敏感に察知して、共感してしまいました。そして一方的に好意を抱き、独占しようとし、受け入れられないとキレて危害を加えようとする。典型的なヤンデレですね。そのあたりの感情の動きには説得力があり、引き込まれました。釘宮さんの低めの声での演技も良かったと思います。
後半はいつものパンツアニメだったけど、まぁ全体として面白かったかな。みぞれは、オープニングでのイメージよりは、可愛くていいキャラでした。縞ニーソに縞パンというのがオサレだし。今後もレギュラーのようなので楽しみです。
レギュラーといえば、新聞部の部長はレギュラーキャラだったのかよ・・・
新聞部って地味な部活だけれど、前回も今回も、一応その設定が生かされていますね。今後もこんな感じなのかな。
陽海学園の治安は相変わらずヒドイ。教師が生徒を襲ってはダメだろう・・・
タイトスカートの女教師は、今回初登場でしたか? 印象的に登場したわりには何もしませんでしたが、今後関わってくるのでしょうか。
キャラ紹介はこれで一段落でしょうか? この物語全体のストーリーが、まだ見えてないのですよね。一応、ラスボスみたいなのがいるのかなと思っているのですが、そろそろ見えてくるのではないかと楽しみにしています。
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商人って、昔はさげずまれる存在だったと思うんですよね。日本でも士農工商とか言いましたし。でもこの物語は、そういう時代の商人を主役にして、商人のルールを主人公の行動原理に持ってきたのが面白いところです。
”悪魔と商人の戯曲”ですが、あれの面白さは、教会が”商売の節度”を説くために作ったものなのに、商人であるミローネ商会の支配人が、皮肉っぽく逆の意味に取ったことにあります。
戯曲にある”香辛料のきいた魂”というのは、”強欲な魂”といった意味でしょう。教会の倫理観では、強欲は罪ですから。でも商人にとっては、強欲はむしろ美徳であって、約束を守らないことやカネを払わないことが罪なのです。
しかも、香辛料は商人には貴重なものです。だから支配人としては”香辛料のきいた商人最高!”であり、そういう”正しい商人魂”をロレンスに見たので、この話を熱く語ったのでしょう。
だから、ロレンスの「カネ返せ」は商人としての愛の言葉なのですね。ラストでホロが豪勢に買い物をしたのは、「これだけ借金したのだから、ちゃんと返すまで一緒にいてください」という、愛の言葉への返事(商人流)なのでしょう。
原作読んでないのですが、ここまでが1巻の内容らしいですね。どうりで”いい最終回”という雰囲気でした。次は2巻なんでしょうか。引き続き楽しみですが、今回は夫婦漫才が無かったのが寂しかったので、次回、補充してほしいところです。
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まず、カウンターテロものとして楽しめました。万全の準備で罠を張り、テロリストを一網打尽に。ヘンリエッタのアクションも良く、スカっとできましたね。
子供と思わせて敵に油断させるという、正しい義体の使い方でもありました。
チベタンテリアことニノに焦点を当てて、テロリストの空しい生き様を描き出し、フランカに迷いを抱かせるエピソードでした。構成は完璧だと思います。あと台詞回しもいい。「諧謔のわかりそうな男性だったから」とか、味があるなぁ。
「こんな距離で2発も使うな」とは厳しい。ヘッドショットしかダメですか。
ヘンリエッタがバイオリンを弾くシーンは、かなりよく描けていたけれど、惜しいのはバイオリンのサイズが、ヘンリエッタの体格にしては大きすぎることですね。バイオリンは1/16から4/4まで7種類のサイズがあり、体格にあった大きさのものを使います。ヘンリエッタなら1/2くらいじゃないかな。まぁ、細かい話。
作画についてはもうとやかく言いません。ヘンリエッタが顔赤らめすぎだろとかも、もういいです。話の内容と雰囲気は文句無く、楽しんで観れていますから。1話で切らなくてよかったなぁ。そういえば、1話の万華鏡がここの伏線だったわけですね。
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実際には二刀流はめったにいないそうですが、少し前に、二刀流の剣士が44年ぶりに全国大会に出場したというニュースがありました。
でも高校生は公式戦ではダメなんですか。そこで、アメリカ人という設定にしたのはうまいと思えます。吉川英治の”宮本武蔵”はアメリカでもベストセラーなので、武蔵に憧れて二刀流というのはありそう。
剣道シーンは、それなりにスピード感があって悪くなかったと思います。二刀流ならではの技を見たかったとも思いますが。突きを2本で払ったシーンくらいかな。
つーか、練習でやっていた総当り戦を見たかったよ。キリノ対サトリとか、すごく興味あるんですけど。
久々の”フザケンナー”は笑えたが、1話のほうがもっと笑えたな。ギャグのテンポは初期のほうがずっと良くて、パワーダウンを感じます。まぁ普通には見れるんですけどね。
来週はギャグ回のようだけど、どうかな。カオス回な気もするが・・・
センザンコウってあまり聞かないですが、調べてみると、センザンコウの属するセンザンコウ目(有鱗目)にはゼンザンコウ科しか無く、種も全部で7種類だけなのだそうです。えらく珍しい生き物みたいですね。
たとえばネコ目ってありますが、これにはイヌ科、クマ科、イタチ科、さらにはアラザシ科はアシカ科なども含まれており、膨大な種類の動物が属しているわけです。なのにセンザンコウ目はセンザンコウ科の7種類だけ。他に似ている動物が無いということですね。
ちなみに、アルマジロはアリクイ目で、似てるけど違います。しかも、進化系統的にかなりの遠縁で、かつてパンゲア大陸が分裂した際、センザンコウはローラシア大陸側、アルマジロはゴンドワナ大陸側で進化したようです。違うものが進化して似た形になってしまう、収斂進化というやつですね。
つまり、栄花君も収斂進化なのか?
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17話と同じ時系列での別視点なんですね。メインキャラはほとんど登場せず、隻蓮とダフネという、僕としてはあまり思い入れのないサブキャラが活躍する回であり、ツマラナイなと思っていたのですが、
ラスト数分で、印象ががらっと変わりました。いい話じゃん。「魔人には代償を払わなければならない」という前回出てきた話が、ここに関わってくるわけですね。ダフネは魔人に髪と目の色(つまり色素?)を捧げて、そのことをコンプレックスに感じていたけれど、アディに綺麗だと言われて救われたと。 その言葉の裏側にある、アディの本質を見抜く力と性質の良さを感じて、この子ならば遣えていけると感じたのでしょう。
そこで冒頭のシーンを見直してみたのですが、アディに出会ったとき、最初は日陰でくすんだ感じだったダフネの髪が、アディの言葉とともに陽が差して、キラキラと輝いているのですね。いい演出だと思います。
隻蓮も、暑苦しい体育会系キャラだと思っていたら、飄々としたいい味が出ていました。メインキャラが出ないのはさびしかったけれど、サブキャラの魅力を描いて物語に深みを与える、いい回だったと思います。
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そういう千秋も、見ててイライラしますけどね。冬樹に対して素直になれない気持ちがあるようですが、何なのでしょうか。恋心とか? Wikipediaでバレンタインデーについて調べてるし。来週はバレンタインネタのようだが・・・
東京は今日は雪だったので、雪合戦はタイムリーなネタでした。ちなみに雪合戦にはちゃんとした公式ルールがあり、国際大会もあるそうですよ。
今回の話、オチも何もなくて退屈だったけれど、停電の話は懐かしくはありました。昔はよく停電があって、そのときはリビングにローソクを灯して、家族が集まり、暇なので普段しないような話もしたものです。たまには停電もいいかもしれません。
でも、南家のマンションは停電だとお湯も沸かせないようで、オール電化なんでしょうね。そういう家だと、停電は死活問題だな。
「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」というナレーションは、2期にこそ必要かもしれない。そんな、淡々としたお話でした。出てくるキャラも、南家の3人と冬樹だけだし。これまでは無理矢理にでも大勢出していて、そこはまぁ評価できるところだったんですけどね。
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”マオ姉が光一に告白する”流れなのは明らかで、それをどう持っていくかに興味があったのですが、なかなか良かったと思えます。 が、いろいろ説明不足で、想像で補った部分もあり。以下に整理してみました。
甲斐に、「これ以上付き合えない」と宣告したマオ姉。取って返して光一に告白でもしたら、ビッチの誹りを免れなかったでしょうが、そうはしませんでした。なぜか。
たぶんマオ姉は、光一が好きだということは本当に最近まで意識していなくて、ただ光一と結美が仲良くしているのを見ていると辛い気持ちになり、それを紛らわすために甲斐と付き合い始めたのでしょう。
でも、それさえも意識していたわけではなく、自分は甲斐が好きなのだと思い込もうとしていたけれど、いくつかの事件をきっかけにして、本当の自分の気持ちが全部分かってしまったわけです。
そうなると、好きでもない甲斐と付き合うわけにはいかないので、別れてけじめはつけたものの、罪悪感は残ります。それに、いまさら光一と付き合うわけにもいかないので、マオ姉の出口は無く、一人で悶々とするしか無いわけです。
そこに光一がやってきて、「マオ姉ちゃん、まだ甲斐さんのことが好きなんでしょう」などとスットコドッコイなことを言い出しました。悶々としているのを、甲斐のことが諦められないからだ、と光一は勘違いしたわけで、それはマオ姉の神経を効果的に逆撫でしました。マオ姉は瞬間的にキレてしまい、「私が好きなのは光一よ!」と言っちゃったわけです。
つまり、告白というよりは八つ当たりですね。「こんなに悩んでいるのはお前のせいだよバカヤロー」という心の叫びが、ああいう言葉になったと言えます。この後、マオ姉はまた悩むことになるでしょう。 そして光一はどう出るのか?いよいよクライマックスですね。
一輝と二見のほうも、実は進展がありました。二見は「実験は終わった」と宣告して、「いずれ気持ちが変わるのなら、はじめから一人でいればいい」と言いましたが、これは告白とも取れるわけです。実験は(成功裏に)完了して、人を好きになる気持ちが分かってしまったと。でもその気持ちは変わるだろうから、自分は一人でいるのだ、と言いたかったわけですから。
でも一輝は、単純に別れの言葉だと解釈して、諦めることにしました。頭のいい二見さんとしては、「告白してやったのに気づけよ!」と思っているかもしれません。
以上、若干妄想も入っています。想像の余地があるのはいいことだけれど、もうちょっと説明してもいいだろうにとも思えます。true tearsみたいに、表情やしぐさで暗示してくれるのでもいいですし。でもあれは難易度高いだろうな。
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Aパートは予告どおりカオス回。ユメノートだけに夢オチだし。
Bパートのコント風会話は、面白かったかな。美羽も案外つきあいが良く、”キラーパスね”には笑った。
鳩姉最強伝説は健在ですね。キャラの出番まで操るとは、神の領域だよ。
錬の言う、”周囲の人がフォローしてあげたいと思うカリスマ”ってのは、確かにあると思います。会社の偉い人にも、そういうタイプの人はいる。その人自身が凄いわけではないのだけれど、周囲に優秀なスタッフがなぜか集まるという。ユメはそうなれる素質があるかもね。
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いじめで自殺者が出ているのに、それでもいじめ続ける奴らはある意味勇者だし、放置している学校は無能すぎるわけで、ちょっとありえないと思えます。
それは置いておくとしても、このストーリーで何が言いたいのかってことですよ。人間の醜さを浮き彫りにするってことなのか。それって、見てるほうとしては何のカタルシスも無いわけですが。単体の面白さは置いておいて、シリーズ全体として意味のある回なのかな。
届いたシゴフミには、何の意味があったんでしょうね。シゴフミのショックで頭のどっかがキレて、反撃できたとか? 結果は不幸なものだったわけですが。
とにかく、見終わったあとにクエスチョンマークが頭の周りを飛び回る作品でした。
