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予想通りの展開で無難にまとめたな、と思いつつ見ていたのですが、火村とミズキのツーショットをラストに持ってきたことには唸らせられました。ef - a tale of melodies. 第12話 『forever』の感想です。

つまり、これは火村とミズキが幸せになる物語だったのでしょう。二人とも、パートナーは死んでしまったり、もうすぐ死ぬという境遇だけれど、でも幸せになったと。そう考えると、涙腺がゆるくなってしまいました。

9話の感想で、この物語は『幸せランク』の話ではないか、ということを書きました。グーグルがウェブページを格付けするときの指標の一つに『ページランク』があり、良いページからリンクされているのは良いページ、という基準で評価します。つまりそのページの内容ではなく、他のページとの繋がりが重要なわけです。

人間も、幸せな人と多くつながっている人は『幸せランク』が高いと言えるのでは、というのが僕のアイデアです。ラストに流れたモノローグは、まさにそういうことを語っているように思えます。生きることは辛かったり悲しかったりするけれど、歩いていればそこに多くの人がいて、その人たちとの繋がりの中に希望が見えるよ、ということだから。

優子が天使になって、多くの人々を導いてきたのは、つまりは火村を幸せにするためでしょう。火村の周囲の人々を幸せにすることで、火村の『幸せランク』を上げてくれたわけです。そのおかげもあり、火村は優子のことは思い出にして前に進むと決意し、優子は涙を流しました。それは優子が望んでいたことだけれど、それはこの世での彼女の役割が終わることも意味しているから。

火村とミズキは辛い経験をしてきたけれど、お互いのパートナーを含めて、人との繋がりが彼らを幸せにしてくれました。だからこれは、ハッピーエンドと言えるのでしょう。

ミズキが火村と手をつなごうとしていました。これは彼女が『ミキ』と呼ばれていたころの癖が出てしまったのでしょうけれど、そのあとの自己紹介のシーンも含めて、二人の未来を暗示していると思いたいですね。二人が過去を思い出として昇華して、いっしょになった日が本当のハッピーエンドだと思うから。でも物語はそこまでは描かず、視聴者の想像にまかせています。

 

最終回なので、僭越ながら総評を。

ストーリー: 5点
1期に比べればシンプルなストーリーではありました。1期は三角関係あり、サクセスストーリーありの盛りだくさんでしたからね。でも2期はシンプルなぶん、心理描写が濃密で見所は多かったと思えます。あらすじではバッドエンドなのに、ハッピーエンドに持っていったことが凄いなと。

キャラクター性: 4点
みんないいキャラですが、特別好きになったキャラがいたわけではないので4点で。ミズキは良さそうなキャラだったのですが、やや描き込み不足の感はあります。夢のトラウマとかですね。そういえば、ミズキと優子との会話シーンも(あったはずだけれど)省略されてしまったような。

画: 5点
美術は相変わらず素晴らしいのではないでしょうか。時折みせるキャラのダイナミックな動きも、普段の静的なシーンとの対比で効果的です。

演出: 5点
ケレン味たっぷりなので、嫌いな人は嫌いだろうけれど、僕は肯定します。優子が虐待の跡を見せるシーンが圧巻でした。

音楽: 5点
OPは1期と似すぎているのが気になりますが、いい曲ではあります。劇伴も良いし挿入歌も良かった。

総合的な評価: 5点
いろいろ考える余地があることが、この作品の最大の美点だと思っています。深いということですね。人を選ぶ作品ではあり、”ウザい演出で陰気なストーリーの作品”と見る人も一定数いるでしょう。でも僕はこういうピーキーな作品は高く評価したいです。

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青い空は、幸せな結末を暗示しているのでしょうか。『ef - a tale of melodies.』 第11話 「reread」 の感想です。

「ちぇすとー」という掛け声と共にケリを入れたミズキでしたが、「ちぇすとー」は薩摩藩の剣術、示現流の掛け声です。避けることは二の次にして、とにかく一撃を浴びせることに命をかけるというスタイルで、江戸の洗練された剣術使いからはバカにされていましたが、実戦になると滅法強かったそうで。華麗な足運びで攻撃をかわす『負けない剣術』の使い手のような久瀬には、間合いなど気にせずに一直線で向かってくるミズキのようなやり方がよいのでしょう。久瀬がミズキに惹かれる理由がわかった気がします。

今回は青い空が印象的でした。そういえばこのところ曇った天気が多かったし、そもそも空を広く入れたカットが少なかったような。広い空や流れる雲をバックにしたefらしいシーンが戻ってきて嬉しかったし、これがハッピーな結末の暗示であればいいと思えます。

1期のオープニングが挿入され、それがハッピーな雰囲気になっていたのも、その予感を増していますね。9話の感想で、「ミズキには1期以来のキャラの幸せが集結しているから、久瀬はミズキと一緒になれば幸せになれる」と書いたのですが、まさにそういう展開です。

天使(幽霊?)の優子が登場したのは2期で初めてですが、彼女が柔らかい笑顔を浮かべていたのも救われました。幸せの使者のような働きをしたわけですが、それによって彼女自身も幸せを分けてもらったのでしょうね。本当に逢いたい人とは、まだ逢えていないようですが。

ミズキと優子がどこかで会っているはずですが、それについての描写はまだありません。出し惜しみしているということは、重要なシーンと関わってくるのでしょう。

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ある意味、予想外の展開でした。『ef - a tale of melodies.』 第10話 「reunion」 の感想です。

1期での優子は、気付いたら横に立っていたり、高いところに腰掛けていたりと幻想的な登場シーンが多く、当初から天使か幽霊みたいなものかなと思っていました。そして今思えば、日本の音羽とオーストラリアの音羽の両方に登場した唯一の人物(1期では)なんですよね。

だから、優子は現代時制では生きていなのだろうと思っていたし、前回のラストはそれを強く暗示していましたが、それでも今回の展開は意外でした。8話の逃避行が壊れたあと、関係を修復することが無いままに優子は死ぬのだろうと思っていたら、すっかり仲直りしていましたね。行き違ったまま死別したほうがドラマチックだと思えますが、そうしなかったのはなぜでしょうか。未来(みき)とのシーンを描く必要があるからでしょうか。火村のあの悟りっぷりは、どん底を見たためだと思っていましたが、今回のエピソードではどん底とは言えないと思ってしまう僕は酷い奴かもしれません。あるいは、ここからまだ何かあるのかな。

新キャラの未来(みき)が登場、と思ったら…。いちおう伏せてあるもののバレバレなので書きますけど、ミズキですよね。これまで謎だったミズキのトラウマが、いくらか明らかになりました。この過去の出会いは、ミズキが久瀬を救うことの助けになるのでしょうか。前回、ミズキが歌っていた歌は優子から伝わったもので、このあたりは綺麗なエピソードだと思います。

前回のCパートで、ミズキは優子に花を捧げていましたが、誰にと問う火村に対して「あなたの知らない人ですよ」と言っていました。火村は優子の幽霊(精霊?)のことを知らないのでしょうか。

屋上の鍵が今回も登場。そもそもは天文部に伝わるものを優子が持っていたのですが、それが火村に渡りました。鍵が必要な人にあげてくれ、と彼女は言いましたが、ラストで火村が鍵を握り締めたのは、彼こそが鍵が必要になったということでしょう。

火村の鍵は、何らかの経緯を経て紘に渡って(その過程はまだ分からないですよね?)、そこからの移動は 紘→みやこ→京介→景→ミズキ となります。これは日本の音羽学園の鍵で、オーストラリアの鍵は 火村→千尋→ミズキ でしょうか。

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『幸せランク』ってあるのかなと。グーグルは、サイトの格付けのために『ページランク』という仕組みを使っていますが、人間にも人間同士のリンクによる『人間ランク』あるいは『幸せランク』みたいなものがあるのかもと思ったりします。『ef - a tale of melodies.』 第9話 「return」 の感想です。

ページランクとはグーグルが発明したものなのですが、大雑把言えば、『優良サイトから多くリンクされているのは優良サイト』、『リンクされていない、あるいはどうでもいいサイトからしかリンクさていないサイトはどうでもいいサイト』という考え方でサイトを格付けするものです。一口に「優良サイトからのリンク」といっても、それを知るためには相手先サイトのページランクを計算する必要があり、そのためにはさらにそのサイトにリンクしているサイトを計算する必要があり、そうやって世界中のサイトについて膨大な計算をしています。

人間も、そういうところがあるんじゃないでしょうか。幸せな人と多く繋がっている人はきっと幸せですよね。幸せを”おすそ分け”してもらえるわけです(ページランクも”おすそ分け”の考え方で計算されます)。逆に不幸な人と繋がっていると、幸せをむしろ吸われてしまうことになるので、不幸な人としか繋がっていない人は不幸でしょう。さらに、誰とも繋がっていないのは不幸なことでしょう。

夕と優子は、特に子供のころは孤独で、いろいろ不幸でした。そういう不幸なもの同士が一緒にいて、幸せになるのはなかなか難しいことなのでしょう。「最初から受け入れていれば」、「最初から好きだといっていれば」と後悔していますが、不幸同士ではその最初のキッカケが掴めないのだろうと思えます。いろいろあってやっと、自分が相手を好きなことに気づいたようですが、それをポジティブなリンクにすることができるでしょうか。

雨宮兄は、幼くして死んだ”不幸な"妹とだけ繋がっていて、とても不幸でした。優子と良い関係を築くチャンスもあったのに、受け入れられずにお互いに不幸になってしまった。彼はずっと、妹と一緒に死ねなかったことを後悔していました。一緒に死ねれば、幸せな妹と幸せな自分の時間がそのまま凍結されたかもしれないのに。そして今回、幸せだった頃の妹の絵を描きあげて、一緒に死ぬことがでいたので、彼はきっと幸せになれたのでしょう。

久瀬は、死ぬ前に人との繋がりを全て断ち切ることを選びました。それはもちろん『幸せランク』的に不幸です。久瀬はきっと、死とは不幸なものであり、その不幸を他人にツケないためには関係を断ち切るのべき、と考えているのでしょう。他人の幸せランクを下げない配慮と言えるでしょうか。不幸というネガティブな関係で繋がるのが怖いというのもあるでしょう。むしろそっちかな。

でも、死ぬことは不幸なんですかね? 誰だって遅かれ早かれ死ぬわけです。幸せな人に囲まれていれば幸せに死ねるかもしれないし、その死は周囲の人々を一時的には悲しませるだろうけれど、幸せだった彼の思い出は、周囲の人をも幸せにするのではないでしょうか。『幸せランク的』にはそうなります。

久瀬はミズキと繋がらないとダメですよね。ミズキは、幸せな景や千尋とリンクしている幸せな子です(なにか隠していることはあるとしても…)。幸せのお守りを”おすそ分け”してもらってましたね。幸せな人とのリンクを作るために1期があったとも言えて、それがミズキに集約されました。ミズキとのリンクは久瀬の幸せランクを大幅アップさせる可能性があるでしょう。それに久瀬は気づくことができるのでしょうか。

ミズキが、優子のために捧げた花束は何を意味しているのか…。幸せランクのためのリンクは、生者でなくても有効なのかな、などと考えたりもします。

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このところの絶望的な展開に比べれば、一見のどかな日常が描かれていましたが、わずかなキッカケで破綻する予感に満ちていました。反転したOP映像はそれを暗示していたのでしょう。『ef - a tale of melodies.』 第8話 「reutter」 の感想です。

「若い2人が手に手を取って逃避行」というストーリーは古今たくさんあるわけですが、ハッピーエンドは見たことがありません。たいていは未遂に終わりますし。それだけ青臭くて不自然で無理なことなんですよね。

お互いがお互いに負い目を感じている状況も不健全です。火村は優子を助けられなかったことを負い目にしている。優子は火村の将来を台無しにしたことを負い目にしている。傷を舐めあうような馴れ合いであり、幸せな関係とは言いがたいでしょう。

火村には、他に出来ることがあったんですよ。天宮兄を告発し、優子を公的に保護してもらうことです。確かに優子は一時的に辛い目に合うかもしれないし、火村は優子に恨まれるかもしれず、それでも優子を支えなければならないけれど、その覚悟があればそれがベターでした。というか、社会的・法的にもこれしか無いと思えます。虐待は刑法犯ですから。

でも火村はそうしなかった。辛い目にあうことを避け、全てのしがらみを断ち切って逃げることを選んだわけです。逃げた時点で、天宮兄の勝ちが決まったのでしょう。

天宮兄が、妹の死のことで火村を責めたのは卑怯な手でしたが、火村に自覚させるには効果的でした。優子のために尽くしている気でいながら、自分が辛いことから逃げて続けていたことに気付いたのです。

かくして、ままごとのような2人の生活は最悪な形で終わりを告げました。また場所を失って、糞野郎の天宮兄にすがるしかない優子が哀れです。

現代時制での久瀬の言葉からすると、この出来事以来、火村は優子と会えていない雰囲気です。でも火村はまだ諦めていないらしい。すでに人生諦めているような感がありましたが、そうでもないのでしょうか。彼に救いがあるとしたらどういう形だろう。火村と千尋の関わりが気になるのですが、それは次回でしょうか。

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『群像劇』とはつまり、人間関係の『最適化問題』であり、いまはまだ『部分最適化』の状態なのでしょう。ef - a tale of melodies. 第7話 「reflection」 の感想です。

アニメレビューCrossChannel』さんが、 この物語の登場人物を『自己愛に満ちた嘘つきたち』と評していましたが、言いえて妙だと思いますね。みんな自分大好きで、基本的に自分が気持ちよくなる(傷つかない)ために行動しており、今回はそれを特に感じました。優子と天宮兄は言うまでもありませんが、火村もそうですね。優子の告白にショックを受けて、天宮兄のところにナイフを持って押しかけたけれど、兄を殺したら優子がどうなるかまでは考えていない。単に自分のショックを他人に転嫁するために、ああいう行動に出たわけです。安っぽい正義感というのは自己愛にすぎません。

久瀬も、人あたりのいい仮面を捨てて、ミズキを容赦なく傷つけていました。ミズキを遠ざけていたのは、ミズキのためというよりは、自分の覚悟を鈍らせて欲しくないからでしょう。自分が死んでも行き続ける存在への妬みもあるようです。

ミズキにしても、「また、あの夢を見そう」とか言っていて、なにかトラウマがあるようですが、自分が傷つきたくないから久瀬との関係を修復したいという思いが強いんじゃないでしょうか。

いわゆる『社会性』とは、自分をいくらか犠牲にして他人や集団のために行動することです。それにより人間関係や社会が良くなり、広い目で見れば自分のためになるわけです。こういうのを『全体最適化』と言います。個々が一番良くなることだけ考えている状態は『部分最適化』です。

群像劇とは、人間関係を『全体最適化』する過程を描くドラマなのでしょう。例えばefの1期で言えば、景にとっては紘に振られたので最適とは言えないですが、景が身を引いたことで、群像劇全体としては一番落ち着いた状態になったわけです。

2期は、まだ『部分最適化』の状態にはまっていて、みんなが『自分が傷つかないために他人を傷つけている』状態です。だから見ていて痛々しいのは仕方ないでしょう。ここからどうやって全体最適化に持っていくのかが勝負です。今は辛いですが、ここからがドラマの真骨頂なので期待したいと思います。なにか人間関係を揺さぶるような事件が必要だと思うのですが。最適化問題を数学的に解く場合、部分最適解に落ち込んだ状態から脱出するために、変数を揺らすのはよくやるテクニックで。

前回のレビューで、優子の告白は火村への『復讐』だろうと書いたのですが、今回優子の口から語られていましたね。ただ、僕はあのナイフは自殺するためだと思っていたのですが、天宮兄を殺すためでしたか。考えてみれば『自己愛に満ちて』いる人にとって、自殺は選択肢じゃないのでしょう。

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優子の『秘密』については、何度も暗示されていたので予想通りでしたが、優子の火村に対する気持ちはミスリードしていました。火村に救いを求めていると思っていたのですが、そんな可愛いものでは無かったですね。『ef - a tale of melodies.』 第6話 「flection」 の感想です。

優子が火村に抱いていた気持ちは、ドス黒い『恨み』でした。人は往々にして、自分の不幸を他人につけ回そうとするものです。先輩にいじめられたから後輩をいじめるとか、他人の不幸の話を聞くと楽しいとか。それは自分の心を守るための保障作用として、本能的なものでもあるのでしょう。

優子は『兄』に虐待されながら、「自分が不幸なのは火村が自分を拒絶せいたせいだ」と思い込み、火村への復讐心を生きる張り合いにしていたのでしょう。最も効果的な復讐は、火村に自分を好きにさせて、心から心配させて、その上で自分の”秘密”の責任を火村にかぶせることです。優子はこの計画を完璧に遂行しました。実にすさまじいです。

優子のくどい長台詞は、火村に対する呪詛の言葉です。優子は眠れない夜に、この言葉を何回も、何百回も心の中で練習していたのでしょう。舞台設定なども何度もリハーサルしていたのでしょう。狙い通りのドラマチックな効果で、火村は大ダメージを受け、「10年遅いですよ」でトドメを刺されました。

かくして優子は復讐の本懐を遂げたわけですが、これで終わりなのでしょうか。 自分が汚されていると思っている優子には、火村と恋人になるという選択肢は無いはずです。だからこそ憎しみで火村とつながろうとしたわけで。ここから先のことを考えているとは思えません。最悪の場合は…

救いはあります。優子は久瀬のバイオリンを聞いて涙を流しましたが、これは自分の汚い心と久瀬の美しい音を比べて、悲しくなってしまったからでしょう。まだそういうメンタリティはあるわけです。また、「俺が好きというのはどっちだ。本当か、嘘か」と聞かれたとき、顔をそむけて躊躇していましたが、あそこは「本当に好きですよ」とケロっと言うべきところでした。そう出来なかったということは、心の底にある気持ちに気づきかけたということでしょうか。やはり救われたいと思っているのでしょうか。

いずれにしても、二人の決定的に捩れた関係は容易には修復できないでしょう。これをほどくには、時間が癒してくれるのを待つしか無いのかもしれません。

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マイナスのスパイラルとプラスのスパイラル。このストーリーは、マイナスをプラスに変えるためにもがく人々の話、なのでしょう。『ef - a tale of melodies.』 第5話 「utter」 の感想です。

経済を表すのによく使う用語ですね。モノが売れなくなり、景気が悪くなり、給料が下がり、さらにモノが売れなくなる。これがマイナスのスパイラルです。逆がプラスのスパイラル。人間関係にもあるのでしょう。千尋と景は、相手のために自分を責め、それが相手を傷つけるというマイナスのスパイラルに入っていました。でもお互いに自分の未来を見つけて、自分の足で歩き出したことで、マイナスをプラスに転じることができたわけです。千尋と景の和解は1期からの宿題だったのでホッとしました。

一方、2期カップルたちは、両方ともマイナスのスパイラルにズッポリ入っていますね。凪があんなキツイことを言ったのは、自分が憎まれ役になってミズキと久瀬を遠ざけることで、スパイラルを断ち切ろうとしたのでしょう。千尋と景を引き離したように。それで解決にはならないけれど、今より深みにハマることは避けられると。

優子は、さらにヤバイ感じです。火村の前では明るく振舞っているけれど、心に深い闇を抱えてる。なぜそうなったのかは暗示されていますが・・・ 火村が中途半端に関わることで、状況を悪くしている感もあります。火村が優子の闇を知ったとき、何が起こるのでしょうか。

幸福か不幸かというのは、積分値じゃなくて微分値なんですよね。裕福で愛情に恵まれていたとしても、気持ちが下を向いていれば幸せじゃないし、逆もまたそうです。例えば千尋の状況は客観的には問題がたくさんありますが、プラスのスパイラルに乗っているので幸せなのでしょう。この物語に完全なハッピーエンドは無い気がしますが、”微分的に幸せ”なエンドはありえると思っていて、その軌道にどう乗せるのかに注目しています。

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紘とみやこの登場は懐かしかったですが、彼らはストーリーにからむのでしょうか。『ef - a tale of melodies.』 第4話 「turn」 の感想です。

からむのは凪なのかなとも思います。オーストラリアに行くとか言っていましたし。久瀬は別れた恋人がいると言っていましたが…

サブタイトルの『turn』はどういう意味でしょうか。なにかの転機? 特に事件は無かったと思いますが、久瀬の心境の変化ということでしょうか。精神科医のキューブラー・ロスによる『死の受容のプロセス』というのがあります。

  1. 否認
  2. 怒り
  3. 取引
  4. 抑うつ
  5. 受容

死を宣告されたときに、一般的にはこのような経過をたどるという話ですが、久瀬は『抑うつ(なにもできなくなる)』 から 『受容(最終的に自分が死に行くことを受け入れる)』の段階に進んだのかもしれません。

このプロセスは本人だけでなく、親しい知人にもあることなのでしょう。火村やみずきはどの段階でしょうか。この物語は、久瀬や周囲の人々がたどる『死の受容プロセス』を見せるドラマなのでしょうか。それでも成立するとは思いますが、いまいちな気はするので、さらなるドラマが用意されているのではと期待しています。

火村と優子のほうも、大きな事件は無かったですが、優子の明るい表情が印象的でした。学校のシーンではどこか不自然な感じがしていましたが、きっと学校が好きじゃないのでしょうね。休日の街で、大好きな火村とデートしていることで、素直な笑顔を見せることができたのでしょう。

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今回は、非常に短いカットを性急につないだ編集が特徴的でした。『ef - a tale of melodies.』 第3話 「union」 の感想です。

その意図は、事件が起こる前の不安感を盛り上げることと、千尋のシーンを際立たせることでしょうか。千尋とミズキのシーンでは、対照的に長いヒキのカットを多用していました。

千尋の登場には驚いたし、嬉しかったですね。キューピット役をつとめるとは思いませんでした。やはり、千尋はずっとオーストラリアにいて、姉の景は日本にいるのですね。1期で、2人がいつも携帯電話で連絡を取っていて、直接会うことが無かったのはそのためだったと。

久瀬は、ヴァイオリンが弾けない病気なのかと思ったら、普通に引いていました。おそらく、心臓を患ったために演奏に影響が出て、自分で満足できる演奏ができなくなったので弾きたくないのでしょうね。海辺で弾いたのは最後の未練だったのでしょう。

火を消すシーンの、躍動感あふれる映像は素晴らしかった。『静』の久瀬に対して『動』のミズキであり、ああやって久瀬のために体を張るのがミズキの役回りなのでしょう。

今回は、能天気な娘に見えたミズキが恋に悩む様子が描かれていました。「どうしようもなくなりそうで、怖いかな」と言ったときの、思いつめた表情が印象的でした。

火村と優子のほうは、事件が起こる前夜という感じです。「大人なんて、子供が大きくなっただけだ」と大人の火村は言いましたが、実際そんなもんですよね。火村は子供の頃にやり残したことがあって、その未練から抜け切れないところがあるのかもしれません。

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早くもストーリーの輪郭が見えてきましたが、これで全部ではないでしょう。『ef - a tale of melodies.』 第2話 「read」 の感想です。

音羽と呼ばれる町が、日本とオーストラリアに2つあるらしいということは1話から仄めかさされていましたが、ミズキの発言で確定しました。日本の音羽は震災から復興したようなことが1期でも語られていたので、一部の人が震災を逃れてオーストラリアに作ったのが、もうひとつの音羽なのでしょう。

となると、1期の舞台である音羽はどっちなんだろうという疑問が生まれますね。いろいろ考えると面白いです。

火村が優子を避けるのは、死んだ妹?を思い出させるためらしい。震災で失ったのでしょうか。両親を早くに失っていることもあり、「人は一人で生きるしかない」という境地に達しているようです。優子がそんな火村の心をいかにして和らげるかが、今後のお話になるのでしょうか。大人になってもあまり和らいでいるようには見えませんが。

凪は火村のことが好きみたいだけれど、(別の時制で)火村と久瀬が凪のことを過去の人物のように語っていたので、火村と凪がくっつくわけではないらしい。ネタバレですな… ただ、なぜ凪が久瀬に手紙を出すのかは不明です。

久瀬の病気は精神的なものではなく、心臓のようですね。心臓のリズムが安定しないので演奏できなくなった? あまり聞いたことがない話ですが、精神的なものとの複合でならありえる気はします。キーワードとして出ていくる『フェルマータ』(テンポをほどよく伸ばす)は何を表しているでしょうか。

ミズキは今のところ普通に『可愛い子』であり、あまり深みは感じません。でもきっと何かあるのでしょう。彼女のことがいちばん謎ですね。

映像はいつもの感じであり、屋上の魚眼レンズのようなシーンは印象的でした。

なにげに展開が速い気がしますが、まだまだ波乱があるでしょうから楽しみにしています。

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比較的スローな出だしか。『ef a tale of melodies.』 第1話 「ever」 の感想です。

1期はすごく好きな作品です。印象的な映像、叙情的なストーリー、痛々しくも魅力的なキャラ、美しい音楽。ある種完璧でした。ゆえに2期も期待せざるをえず、ハードル高いと言えるでしょう。

注目点はまず映像ですが、1話を見た印象では、たしかに美しい映像なのだけれど微妙な違和感がありました。1期はのびのびと型破りなことをやっていましたが、2期は1期でウケたフォーマットをなぞろうとしているようだ、というのはうがった見方過ぎるでしょうか。夕と優子がすれ違うシーンは良かったですが、それくらいで。まぁ、まだまだこれからでしょう。

ストーリーは、Aパートは気になる展開でした。三角関係が軸になるのでしょうか。凪は芸術家肌の奔放なキャラですが、「一人で買い物できない」というのはトラウマなのか。

Bパートは掴み所がないですね。修一の部屋にミズキが遊びに来て、まったりしてたというだけの話。修一の内面を描きたかったのでしょうけれど、『ミズキの制服姿に煩悩を抑えるのに必死なオッサン』というようにしか見えませんでした。ミズキも今のところ単なる萌えキャラですが、彼女も内面になにかあるのでしょうか。目覚まし時計は薬の時間を知らせるためでしょうけれど、どういう病気なのでしょうか。精神的なものかな。

ちょっと辛口に書いてしまいましたが、期待の裏返しということで。単なる群像劇ではなく、時間も移動する構成は凝っていると思います。2期では物語世界全体の謎が明らかになるとのことで、ストーリーが盛り上がってくれば、efらしいけれん味のある演出が見られるようになるでしょう。

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