『かんなぎ』のDVD買おうかなぁ、と思いつつ、なにげなくアマゾンのランキングを見たら、『ストライクウィッチーズ』が超人気なのに驚きました。3巻、1巻、2巻がそれぞれ 6位、8位、10位を占めていて、これはTVアニメとしては1位から3位までを独占です。マクロスFやギアスやクラナドAfterより上ですよ。すごー。
ちょっと調べてみたら、けっこう修正されてるみたいっスね・・・
これだけ売れれば2期ありますね、きっと。期待して待つことにしよう。
かんなぎの1巻も、26位となかなかの位置にいます。今期のアニメとしてはクラナドAfterの次の位置。良作が売れるのは良いことですね。てなわけでポチっとしました。
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謎は多く残しつつも、王道展開でまとめました。ストライクウィッチーズ 第12話(最終回) 「ストライクウィッチーズ」 の感想と総評です。
ストーリー的には食い足りないところはありました。ミーナたちがあっさり基地を占拠できたのはなぜかとか、なぜストライカーユニットをぶつけることでコアが破壊されたのかとか、なぜウォーロックを倒したらネウロイの巣が消滅したのかとか。きっといろいろ経緯はあるのだけれど、説明するだけの尺が無くてすっ飛ばしたのでしょうね。
そのあたりに目をつぶれば、いい最終回ではあったと思います。空戦シーンが見ごたえあるし、全キャラにきちんと見せ場を作ってますし。
ラストの様子からして、2期かOVAはあるのでしょうね。ラストに登場した扶桑陸軍の諏訪天姫は、CV花澤香菜さんで、次のメインキャラにということなのでしょう。
最終回なので総評をやります。まずストーリーですが、クライマックスに至る本筋のストーリーは消化不良に感じました。風呂敷を広げたわりには、という。でもそれ以外の、各キャラを紹介している3~8話はどれも良かったですね。当番キャラの性質を生かしつつ芳佳とうまく絡めた、良質な小品たちでした。なのでストーリーは4点ということで。ラストがもうちょっとよければ5点なのですが。
キャラクタは5点で。1クールの短い期間に大勢出したわりには、各キャラがしっかり描写されていました。先日最終回だったセキレイとは対照的です。お気に入りはサーニャかな。
音楽もなかなか良かったと思います。OP/EDともに、特にひねりはないけれど爽やかな曲で、このアニメにぴったりでした。ということで4点。
作画・演出は、終始安定していたし、空を飛ぶ爽快感がよく出ていました。女の子の狙ったショットも効果的。ここは5点ですね。
独特なコスチュームは、最初は違和感ありまくりでしたが、だんだん慣れてきました。でも獣耳はやりすぎだと今でも思います。ゆえに3点。
総合は4点ですね。特定の回だけ取れば5点なのですが、全体のストーリーの弱さと、過剰すぎる萌え要素から、5点をつけるのは躊躇しました。でも良作には違いないし、今期の1クールものではこれがベストかもしれません。
ストーリー | ☆☆☆☆_ |
キャラクタ | ☆☆☆☆☆ |
音楽 | ☆☆☆☆_ |
作画 ・演出 | ☆☆☆☆☆ |
はいてない | ☆☆☆__ |
総合 | ☆☆☆☆_ |
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おっぱいに反応しないとは、芳佳の悩みは深刻のようです。ストライクウィッチーズ 第10話 「信じてほしい」 の感想。
芳佳の独断専行は、軍人としてはダメダメだけれど、そもそも彼女は軍人になった自覚があまり無いのでしょう。扶桑は戦場になっていないので、ネウロイの被害は知っていても実感は無いはずです。彼女が戦っているのは、仲間の役にたちたいという一心からで、そもそも戦いは嫌いなのでした。だから、ネウロイと戦わずにすむ方法を見つけられるかもしれない、という直感を信じて無茶をするのも、そうは責められないでしょう。ただ、ミーナさんをはじめ部隊の皆に迷惑がかかることには思い至らなかったようですが。
軍の上層部は芳佳の撃墜を命じましたが、これは芳佳の直感が正しいことを暗示しているのでしょう。上層部はなんらかの理由で、ネウロイの真実を知られたくないようです。
ネウロイは生物兵器と思っていたのですが、巣の内部は普通にメカのように見えました。かなりオーバーテクノロジーではありますが。ネウロイを作ったのは誰なのでしょうか。
軍の最新鋭機が登場。ビーム兵器はウイッチーズの武装にも無いので、撃墜したネウロイをリバースエンジニアリングして作った兵器なのでしょうか。無人で意思を持って動いているようなので、『制御されたネウロイそのもの』という感もあります。制御された使徒であるエヴァみたいなものですか。
新兵器が完成したので、ウイッチーズはお払い箱なんでしょうか。彼女たちはアイドル的な人気があるようなので、理由無く始末はできないはずで、反逆者の汚名を着せられたりするのでしょうか。
このアニメ、OPもEDもカラッと明るくて、こういうシリアス展開にはやや合わないのですが、これは欝エンドにはならないという制作者のメッセージだろうと思ったりします。
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それぞれの守りたいもの。ストライクウィッチーズ 第9話 「守りたいもの」 の感想です。
「守りたいものがあるから、勇気を振り絞って戦える」とミーナさんは言いました。そういうものなのでしょうね。戦争に行ったことがないから本当のところは分からないけれど、死の恐怖を振り切って戦うには理由が必要なのでしょう。
バルクホルンにとっては大切なものは妹であり、ミーナさんにとっては坂本、坂本にとっては芳佳なのでしょうか。
芳佳は、坂本の技である『左ひねりこみ』を、見ただけで会得したとのこと。左ひねりこみはゼロ戦が得意な機動として有名で、プロペラの反トルクを利用した技なのですが、ストライカーにも反トルクあるのかな。
後ろに付いた敵機を振り切るための技なので、エースパイロットの坂井三郎さんに言わせれば、そもそも敵にそういう位置に付かれてはダメなのであって、彼は実戦で左ひねりこみを使ったことがないそうです。小技に頼ってはいけないというお話。
それはともかく、芳佳はネウロイの秘密の核心に近づいたようです。それは、ミーナに怪文書を送ってきた将官が知っている事と同じなのでしょうか。
ミーナが危惧したとおり、坂本は撃たれて負傷してしまいました。取り乱すミーナは指揮官らしくなかったけれど、彼女もまだ十代の少女(!)なので仕方ないのかな。ミーナと坂本の絆についてのエピソードがまだ無いので、やや違和感があるのですが、そのうち語られるのでしょうか。
わりとシリアスな話になってきましたが、サービスシーンもそこそこあり。寝ぼけて朝帰りするサーニャはデフォルトのようです。
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ミーナが歌ったのは、言わずとしれた『リリー・マルレーン』ですね。兵士が故郷の恋人を想う歌で、そもそもはドイツの歌なのですが、第二次大戦時に敵である連合軍の兵士の間でも大流行したという逸話があります。
ミーナは恋人を喪った悲しみを繰り返すまいと、隊員たちにも異性交遊(?)を禁じていたけれど、恋人の遺品(ウエディングドレス?)を発見して、恋人と過ごした日々も無意味ではなかった、という気持ちになれたのでしょうか。
しかし、坂本に銃を向けたのはどういう心境だろう。「失うのが怖い」みたいなことを言っていましたが、それは百合的な意味? ではたぶんなくて、坂本の魔法能力が弱っていることを匂わせる描写が随所にあったので、それに関わってくるのでしょう。『トップをねらえ2』で言うところの『アガリ』ですね。
芳佳がもらった『扶桑人形』のモデルは、小説版のヒロインである穴吹智子ですね。しかし智子は皇国陸軍のエースであって、海軍の人がプレゼントに選ぶかな?という疑問はあったりします。史実では陸軍と海軍は犬猿の仲であり。
ストーリーとしては地味めでしたが、戦闘シーンが派手で良かった。最初の頃よりもキャラの見分けが付くようになったおかげで、個々の持ち味を生かした戦闘シーンは見ごたえがあります。
このところサーニャが気に入っているので、眠そうなサーニャ(夜間哨戒お疲れさま)や、ピアノを弾くサーニャが可愛いくて良かったかな。そうだ、サーニャを讃えよ!
(追記)
アニメレビューCrossChannel.jpさんを見てナルホドと思ったのですが、恋人の遺品の包みはドレス(ステージ衣装)で、ミーナが暖炉で燃やしたものの代わりという意味なのですね。そしてミーナはそのドレスを着て歌ったと。せっかく深みのあるエピソードなのに、ちょっとわかりにくかった気はします。
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先頭のカットがいきなりターニャの尻アップであることが、今回を象徴しています。ネウロイは空気読んで登場しません。『ストライクウィッチーズ』 第7話 「スースーするの」 の感想です。
。 。 ポーン!
/ /
( Д ) <ズボンかよ!
このアニメ、『パンツのようなものはズボンである』に代表される、恐るべき設定に目を奪われがちですが、ストーリー構成は毎回しっかりしてるんですよね。今回は、トラブルを巻きおこすルッキーニと、自然体で立ち回るハルトマンの対比が面白い話でした。次々に巻き込まれるキャラたちもいい味だしています。「坂本さん!スースーします」が良かった。
結局スースーしたのは、ハルトマン、ルッキーニ、ペリーヌ、芳佳、エーリカ、サーニャ、ゲルトの7人でしょうか。もうちょっとがんばって、あと4人、つまり全員スースーさせられたら神脚本だったと言えましょう。
サーニャは、盗られたズボンの下にも布切れを身につけていて、ばっちり見せていましたが、あれはパンツではないのかという疑惑が・・・ TV局のチェックの人も気にならないくらい自然だったということでしょう。 パンツを隠すならパンツ(のようなもの)の中、です。
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サーニャは夜間戦闘仕様ですか。頭の横のアンテナが、夜間戦闘機の雰囲気を出しています。ストライクウィッチーズ 第6話 「いっしょだよ」 の感想です。
夜間戦闘機は、第二次大戦時に特にドイツで発達しました。夜間に敵を発見するには、搭載レーダーや地上警戒網との連携システムが必要ですが、それらは当時の普通の戦闘機に搭載するには大きすぎたので、夜間用の専用機が作られたのですね。機首の部分にアンテナがたくさん生えているのが特徴です。
夜間戦闘は孤独な仕事です。真っ暗闇の中を、計器だけを頼りに飛ぶのですから。サーニャの物静かな様子は、夜間戦闘機にふさわしい雰囲気ですね。月明りを受けて飛行するシーンは綺麗でした。
サーニャはソ連機がモデルのようですが、ソ連に夜間戦闘機のイメージは無いのが残念。でも、武器がロケット弾なのはソ連っぽいです。
この時代、世界はネウロイに分断されて、互いに連絡を取るのも難しい状態なのでしょうか? でもサーニャの誕生日に、サーニャのために父親が作った曲がラジオから流れてきたことで、父親が無事なことを知るというお話でした。 新谷かおるの『戦場ロマン』に、こういう雰囲気のがあった気がします。いい話ですね。
芳佳も、サポート役に徹していていい感じです。 彼女はメインヒロインというよりは狂言回しなのでしょう。
次回、『スースーするの』。夏だし、スースーするのがいいよね、、、ってどこがデスカ?
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小説の第1巻を読んだのですが、あちらのヒロイン(と思われる扶桑海軍の子)はガチ百合でして、アニメとは違うなと思っていたら、 芳佳よオマエもか。いや、単におっぱい好きなだけとか? ストライクウィッチーズ 第5話 「はやい・おっきい・やわらかい」 のレビューです。
シャーリーの愛機は、P-51ムスタングがモデルのようですね。「マーリン」と呼びかけていましたが、たぶんエンジンのことかと。ムスタングは速度・機動性・航続距離と三拍子そろった、第二次大戦で最高の戦闘機と言われていますが、これはロールスロイス・マーリンエンジンのおかげも大きいのですね。
リノ・エアレースという、有名な飛行機のレースがあるのですが、これの無制限クラスではいまだにムスタングが活躍しています。ただし最高速は850kmくらいですが。プロペラ機は、プロペラの先端が音速に達したところで効率がガタ落ちになるので、音速は全然無理なんですね。ストライカーユニットの推進は普通のプロペラではないから、音速の壁も大丈夫のようで。
音速を超えるシーンの、衝撃波の表現は良かったですが、音が急に静かになること(体を伝導してくる音があるので無音ではない)も表現して欲しかったとは思います。
それにしても芳佳、ヒロインがあのキャラでいいんですかね? 絶チルの薫になりそうで心配だよ。結(むすび)じゃないけど、慎みは保って頂きたいものです。
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