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メルクマール

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地球上の水は巨大なネットワークシステムであり、人間はその端末にすぎない、ということでしょうか。RD潜脳調査室 第26話 『リアルダイブ』の感想と総評です。

水はありふれた物質ですが、実は他の物質にない特異な性質をたくさん持っています。小さな分子なのに異常に沸点が低いとか、固体化すると膨張するとか。これらの珍しい性質は、生命活動や地球環境の維持のために必須であり、都合が良すぎる性質とも言えます。水分子には弱い極性があり、それによって作られるある種のネットワークが、これらの性質の源だとされますが、まだ原理がはっきりしない部分もあるそうです。

ならば、水分子が連携して巨大な情報処理システムを作っている、というのもアリかもしれません。コンピュータはシリコン原子と電子の働きで動くのですが、水システムは水分子と分子間力の働きで動く、とか。地球上、特に海には膨大な水があるので、膨大な記憶容量と処理能力があることになります。 この水システムが地球環境に干渉する力が『地球律』なのでしょう。メタルが『気象分子』で環境に干渉するのと同じ関係です。

ハルは50年のあいだ、水システムの世界に居たのですね。ハルが優秀なメタルダイバーである理由はそのせいだったと。ハルと久島は水の世界で邂逅し語り合いました。これで、久島は終生の願いが叶ったのでしょう。

『直感』というのも、この物語のキーワードでした。人類が進歩してきたのは直感のおかげだ、というのが久島の持論です。すべての答えは水が知っていて、その答えを引き出すことが『直感』なのでしょう。

ミナモは直感が鋭いですが、水システムにアクセスする力が強いということなのでしょう。ハルさんもきっとそうで、だからハルさんとミナモは離れていても心が通じるのでしょう。そういうシーンが何回かありました。

直感に限らず、人間の『意識』も水に由来する、という考え方なのかもしれません。『私は私である』という『意識』は、脳内の電気化学作用で説明できるという人もいれば、霊魂に由来するという人もいます。水がすべての源であるならば、人間の意識は水に由来していて、脳はそれを引き出すための端末、という考え方もありなのでしょう。

ハルのメッセージが世界中の人に届いたのは、水のネットワークシステムを介して、世界中の人々の脳内に直接届いたからなのでしょう。

ホロンは、人間的な感情を取り戻したようです。そもそもはプログラムされたAIで動いていたのだけれど、なにかのきっかけで水システムにアクセスできるようになり、『意識』を獲得したと考えられます。ソウタが「ホロンは人間と変わらない」と言ったのはそういうことでしょう。 人間もロボットも、水システムの端末であるという点で同じものなわけです。

ラストシーンも良かった。50年前に海で失った時間を取り戻したのですね。若返った原理はよく分からないけど、綺麗にまとまったからよしとします。ハルは久島を振ってミナモを選びました。沙織さんは待たせたままにしてしまったけれど、それは繰り返せないと思ったのでしょう。ズームアウトして海と空を映したエンディングには余韻がありました。 


最終回なので総評です。

ストーリー: 5点
素晴らしいの一言です。まずレベルの高いSFでした。SF大会で賞を獲れるレベルだと思いますね。壮大かつテーマ性があり、これといった破綻もなく、完璧だと言えます。短編的な話にも優れたものがありました。ラブ・レターとかすごく好きです。

キャラクター性: 4点
地味な印象はありますが、それぞれ個性的でいいキャラでした。独特のムチムチキャラも個性があった良かったと思えます。

画: 5点
自然の美しさと、サイバーなメタル世界を見事に描きました。アクションも良かったですね。

演出: 4点
静かなシーンが多く、重厚な演出ではありました。ただ、視聴者を惹きつけるにはもうちょっと派手さが必要だった気もします。

音楽: 4点
アンビエント風の曲で映像に合っていたかと。OP/EDのパンクはピンときませんでした。

総合的な評価: 5点
この作品の最大の欠点は、地味で難解なことです。もっと派手にするとか、解説を親切にするとか、やりようはあったかもしれません。『あなたにリアルドライブ』で体操服姿でクイズをやるくらいなら、設定解説コーナーにしたほうが良かったんじゃ、と思ったりもします。ともあれ、私はこの作品は大好きで、いろいろ考えさせられました。

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水のように静かなハルと、涙をこらえて微笑むミナモ。二人の食事のシーンは印象的でした。RD潜脳調査室 第25話 『ラストダイブ』 の感想です。

久島は意識を切り離してメタルと融合したわけですが、それは「メタルを自分で感じ、そして答えを出すため」だそうです。しかし、久島の答えをゲットするためには、ハルがリアルの海に潜って地球律を感じる必要があるらしい。それはどういう理屈でしょうか。

久島の意識はメタルの深いところにいて、普通にはアクセスできないようです。たぶん、メタルと地球律は深いところで繋がっていて、地球律を介せばメタルの深部、つまり久島の意識にアクセスできるのでしょう。でも、メタルと地球律はそのままでは繋がっていなくて、ハルが地球律を感じてメタルにフィードバックすることで、両者が接続されるのでしょう。つまりこういうトポロジーです。

ハルから久島に通信: ハル→地球律→(ハル)→メタル→久島
久島からハルに通信: 久島→メタル→(ハル)→地球律→ハル

真ん中のカッコつきハルは、地球律とメタルという別々のネットワークをつなぐルーターのようなもの、ではないでしょうか。

ハルは特殊な潜水服を着て、大深度潜水に挑みます。ちなみに、日本は大深度潜水の科学力は世界一ィィィ!です。海上自衛隊潜水医学実験隊についてのルポを読むと、大深度潜水の大変さがよくわかりますよ。高圧の部屋の中で1ヶ月間生活して体を慣らします。「飴を不用意になめると、飴玉の中の小さな空洞が吸い付いてきて、口の中が傷だらけになることもある。」とかすさまじい。電理研の潜水服は、そういう準備の不要な高性能なもののようで、何よりですね。

ミナモの涙の理由は何でしょうか。一つには『心配』でしょう。高齢であり、試作品の潜水服であり、地球律の支配する危険な海です。生きて帰れる保証は全くありません。

自分が何もできないという『無力感』もあるでしょう。介助士の勉強をはじめたり、料理を作ってあげたりしたのは、少しでもいいから役に立ちたいという焦りからでしょう。

そして、『失恋』もあったのだと思います。「私のできること全部してあげたくて」と言った言葉の主語はあいまいでしたが、「ハルさんに」と言いたかったはずで、ミナモとしてはプロポーズに近い言葉だったかと。それでハルのことを止められたら、という気持ちもあったのでしょう。でもハルはそんなミナモの言葉を静かにさえぎって、海に潜る、久島に会いに行く、と言いました。そう言われると、ミナモとしては笑って励ますしかありません。でも一人の帰り道では泣いてしまったのでした。

来週、いよいよクライマックスですが、地球律とメタル、海と電脳世界を、スペクタクルに描いてくれることは期待できるはずです。もちろん、二組のカップルの想いのゆくえも描いてくれることでしょう。

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昨日、コーヒーの紙コップを机の上に置いて電話していたら、受話器のコードが紙コップに引っかかって倒れてしまい、横にあったノートPCがコーヒーまみれになりました。飲み物には気をつけましょうというお話。RD潜脳調査室 第22話 『静かなる海』の感想です。

ジェニー・円を説得して、気象分子散布を辞めさせることには失敗したわけですが、反対サイドには確固たる理論が無くて、ヤバそうだという『直感』が主な根拠なので、仕方の無いところもあります。でも久島は第1話でこんなことを言っていました。

科学者にとって一番大事なのは、論理的なアプローチや数学的な検証ではない。それらに先立つ高次の精神の作用によって、人間はここまで世界を理解してきた。それは、『直感』だ。

『直感』とは非科学的にも思えるけれど、そうではないというのが久島の信念なのですね。でもそれは、ロジック(論理的思考)とビジネスの世界で生きているジェニー・円には通用しなかったと。

このストーリーの軸は『人工島 対 自然』であり、それは『ロジック 対 直感』と言い換えてもいいのでしょう。

今回はアクションはあったものの、話の内容としては淡々とした展開だったように思います。次回のクライマックスへのお膳立てをしたということなのでしょう。ハルやミナモたち『直感組』がどのように地球律に対処するのか注目です。

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久島が愛したのは『人工島』ではなく『海』そのもの。人工島の利益しか考えない考えない連中と対立するのは避けられないことだったのでしょう。RD潜脳調査室 第22話 『静かなる海』の感想です。

ハルでさえ、久島にとって一番大事なものは人工島だと勘違いしていたのですが、そうではないことに気づいたミナモの直感はグッジョブでした。そして、海が好きで海のことが知りたいという情熱で、ハルと久島は繋がっているのですね。他の人に理解してもらえなくても、お互いが分かり合えればいいという関係なのでしょう。

久島は、彼自身の意思で、意識を脳から切り離してメタルにダイブしたとのこと。自ら脳とのリンクを断っているので、義体に意識が戻ることは無いらしい。では久島の意識はどこに行ったのでしょうか。海と一体化したのでしょうか。

ホロンは、ここ3ヶ月の記憶を失ったようですね。ホロンが急速に人間らしくなり、ソウタと仲良くなったのは最近のことですから、ソウタにとっては痛恨事でしょう。でもまたやりおせると思いたいですね。

気象分子の運用は予定通り始まるようです。止める人がいなくなったわけですが、どうなるのでしょうか。いよいよクライマックスで、次回が気になります。

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気象分子実験と地球律をめぐる対立、というストーリーの本筋が動きましたが、この回の本筋としては、ソウタとホロンのラブストーリー?でした。RD 潜脳調査室 第21話 「永遠」 の感想です。

公式HPのキャラクタ紹介によれば、ホロンは「電理研で作られた自律成長型の人工知能を持った波留の介助用アンドロイド」とあります。『自律成長型』というのがポイントなのでしょうね。 ソニーのAIBOは、飼っていると感情を表すようになりますが、あれはあくまでプログラムされた”感情みたいなもの”を順番に出しているだけです。現在の技術ではそれが精一杯でしょう。

でもこの物語世界では、電脳化が実用化されているのですから、脳や精神活動についての知見ははるかに進んでいるはずです。また、人工知能が完成するのは『身体』が必要だ、という考え方があります。人工知能には『学習』が必要ですが、仮想空間で学習しても、しょせんプログラムの延長であり、自分の身体で、計算しきれない現実世界に直接干渉し、そのフィードバックを受け取ることが『心の成長』には必須なのかもしれません。この時代、義体の技術によって人間同様の機能を持つロボットが実現しているので、人工知能が完成する条件は整っていると言えるでしょう。

では実際に、人間と変わらない知能や感情を持ったロボットが作られたとしたら、そのロボットには人権があるのでしょうか?結婚できるのでしょうか? そういうテーマを、この物語は投げかけているのでしょう。 子供は人工授精や人工子宮で作って、結婚相手は好みのロボットを選ぶ、みたいな時代が来るのかなぁ。

でも人間とロボットには本質的な違いがあり、それは『老いる』ことです。書記長は「私はあなたと一緒に歳を重ねて行く事が出来る」と言っていて、一風変わった口説き文句ですが、ロボットの恋敵に対抗するにはそれしか無いかもしれません。

今回の影の主役であるハレー彗星が、それを象徴しています。人生には限りがあり、天体の事象にくらべたら一瞬のことで、ハレー彗星を2回見ることさえ困難です。だから「あなたと次のハレー彗星を見たい」というのは、「限りある人生をあなたと共に老いていきたい」という、究極の口説き文句でしょう。 ハレー彗星をかたどったブレスレットは、そういう想いを込めているのでしょう。

ともあれ、ソウタ君はホロンに恋したようで、この時代、ロボットとの恋愛はまだそれほど一般的では無さそうです。だから彼は悩んだでしょうけれど、今回何か吹っ切れたようですね。二人の恋路はどうなるのでしょうか。

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ダイブもアクションもない地味な回ですが、これはこれでRDらしい味わい深い話でした。重要な伏線もいくつかありましたね。RD 潜脳調査室 第20話 「その足で」 の感想です。

「イルカになりたい」とミナモはいいました。ハルは仲良しのイルカと一緒にいたくてダイビングにはまりこんでいったのですが、そんなイルカのように、側にいられる存在になるにはどうしたらいいか、とミナモが考えて出した結論が『電脳化する』だったのですが・・・ でもミナモの価値はそんなことでは無いのですよね。

それを、霞(久島)はシンプルに言いました。「イルカってのは、生まれたときからイルカなんじゃないかな」と。そのヒントでミナモは気づいたようです。ハルが『そのままのイルカ』を必要としていたように、『そのままのミナモ』が必要とされているのだと。

ラストシーンがそれを表していました。歩行練習で苦しそうなハルを、ミナモは手助けするのではなく、手に汗握りながら見守っていました。自分にできることは、がんばっているハルを見守り、ひと仕事終えた時に笑ってあげることだ、ということに気づいたのですね。とてもいいシーンでした。

霞の正体は、久島が義体のメンテナンス中に使っていたスペアの義体で、本来はハルのために用意されたもののようです。ハルさんがこれを使う時は来るのでしょうか。若いときのハルの姿をしている久島に対して、「大好きなんです」と告白するシーンは面白いですねー。

霞こと久島は、自らを服飾デザイナーに例えて、こんなことを言っていました。

根が野暮ったいんで、自分がデザインした服を着こなすことはできない。着こなせる人間に嫉妬と羨望を抱きながら、そこに己を移して満足しようとしている、というのが本当のところだ。

服はメタルのことで、「服を着こなす」とは、メタルにダイブすることや、地球律を感じることを現しているのでしょう。久島はハルに嫉妬と羨望を抱いていたのですね。

さらに霞は、電脳化することを『人魚が陸に上がる』ことに例えていました。

いつしか、より快適で高度な環境を自らの手で作り出すようになり、その恩恵にあずかると同時に、環境に翻弄されるようにもなった。
古今東西、人魚が幸せになれたという話は聞いたことがない。

オマエが言うなよという話ではあります。メタルを作った張本人だし、人工島や気象分子にも深く関わっているわけで。でも最近の気象分子がらみのトラブルや、ブレインダウンの問題などを受けて、久島は悩んでいるのでしょうね。 彼の中では、「自分のやってきたことは正しい」という考えと「間違っていたのでは?」という考えが、自問自答を繰り返しているのでしょう。久島自身の口から言いにくいけれど、霞(ハル)の姿を借りることで、「間違っているのでは?」という意見を言うことができたのでしょう。このことは、今後の展開に関わってくると思えます。

体質的に電脳化できない人が存在するようで、そういう人の悩みについても語られました。今でいうデジタルデバイド(PCやネットを使える人と使えない人の格差)みたいなものだと思いますが、先天的な体質が関わっているぶん深刻かもしれません。SFネタとして面白いと思いました。今回はなにげに盛りだくさんでしたね。

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前・後編使っただけあり、この物語の核心に迫る話だと思います。『RD 潜脳調査室』 第19話「巡る雫」 の感想です。

話は逸れますが、学研の学習漫画に『できる・できないのひみつ』というのがあり、僕は子供のころ大好きでした。 「日本に100階建てビルは建てられるのか」「地球の裏側まで穴を掘って荷物を届けられるか」といった不可能と思えるテーマについて、個性的なキャラクタたちが大騒ぎしながら答えを見つけていく構成で、とても良くできた科学啓蒙書だと思えます。学習漫画の第一人者、内山安二さんの最高傑作でしょう。

この中に、「天気をコントロールできるか」というテーマがあるんですね。悪天候は大きな損害をもたらすわけで、人工的に台風の発生を防いだりできたらいいのではないか、という。でも台風は、南洋にふりそそぐ太陽のエネルギーを、地球の北のほうに分配する働きを持っており、それを無理に押さえ込もうとすると、行き場の無くなったエネルギーがどんな災害を起こすのかは予測できないのです。「自然の力の前では科学は万能ではない」という、なかなか深い結論になっていました。

人工島の首脳部は、『できる・できないのひみつ』を読んでいないようで、『気象分子』なるものを使って気象のコントロールを試みているようです。非常に危うい話ですが、現時点でもオーストラリアなどでは旱魃が恒常化していて、このままでは人が住めなくなるかもと言われていますし、この時代ではさらに悪化していて、背に腹は変えられないのかもしれません。

久島は、地球律と気象分子は『同じ作用をする力』だと言っていました。地球律の謎に迫る、重要な言葉です。気象分子は、空気中に浮遊するナノマシンで、メタルからの制御で水分子に作用することで、気象をコントロールするようです。

以前のレビューでも書きましたが、『ガイア仮説』というのがあります。気象・生態系・地殻運動などの相互作用により、地球全体が一個の生物のように振舞うという話です。劇中でも語られたように、気象と生態系(森など)は相互に干渉して、地球環境を作っています。 そこに人間は気象分子を持ち込んで、メタルから地球環境をコントロールしようとしましたが、それは地球にとっては外乱(ノイズ)に他なりません。

ガイア仮説によると、地球は外乱があっても自らを一定に保とうとします。普通のノイズであれば、気象や生態系の働きによって中和するのですが、メタルからの干渉に対抗するためには、自らもメタルに干渉しなければならないでしょう。そのために獲得した能力が、すなわち『地球律』ではないでしょうか。 気象とメタルを結び付けるという意味で、気象分子と同じ作用のシステムと言えます。

地球がハッキングまがいのことをやるなんて荒唐無稽にも思えますが、ありえない話では無いかもしれません。地球環境が自らを保とうとする力は強力であって、そのために自らの形を変えていきます。そうするうちに、メタルにアクセスする機能を持つことだってあるかもしれません。

ホロンに変化が現れていて、そのことをソウタが気にしているようです。「この森の新芽のように、鮮やかで柔らかい」などと、情緒的なことを言う機能は、本来は無いものなのでしょう。自然の力が、人工知能にさえも感動を与えるということなのでしょうか。これも地球律の力でしょうか。

ハルさんが立てるようになったのも、力を分けてもらったからなのでしょう。彼は以前から、地球律に敏感なようですし。

どうやら、人工島のプロジェクトと地球律は対立関係にあることがはっきりしてきました。久島やハルはどうするのでしょうか。いよいよクライマックスですね。

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いつもは何かしらメッセージ性があるのですが、今回は特には無かったような。アクション回&ソウタの成長ストーリーということでいいのかな。RD 潜脳調査室 第16話 「透明な力」 のレビューです。 

ソウタ: 「ホロンに勝てる(ムチムチの)体を作るには、これくらいのエネルギーが必要なんだ。」

ソウタが、自分の強さと限界を自覚したという話なのでしょう。対戦相手が好きな女性だと全力を出すことができないけれど、その女性を守るためであれば戦闘AIも凌駕するパワーを出せるという。サブタイトルの「透明な力」とは、そういうメンタル面のことなのかなと思います。

ホロンが涙を流したのは、アンドロイドといえども感情が完全に無いわけではないということでしょうか。実際のところ、「人間らしい行動」と感情は切り離せないと思えるのですよね。人間の行動は、多くの選択肢の中から重み付けしてひとつを選ぶ、ということの繰り返しなのですが、その重みには『好き』『嫌い』という感情のパラメータが必要ではないかと。そうでないと、自律的に判断して行動するのは難しそうに思えます。あくまで、プログラムされた擬似的な感情、かもしれませんが。

ホロンは書記長をモデルにしたということですが、体だけでなく脳神経のパターンもモデルにしているのでしょうか。だとしたら、書記長と同様、ホロンにとってもソウタが好みのタイプなのかな、と思ったりします。

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仮想現実で快楽を追求しすぎると実生活に支障が出るよね、というお話。RD 潜脳調査室 第15話 「食」 のレビューです。

ありがちなテーマであり、そこから掘り下げるわけでもないのでガッカリですが、ギャグ回として見るべきなのでしょう。美食倶楽部の連中や、それに付き合わされる波留さんの様子は笑えました。

ミナモがなかなかご飯食べられない、というネタで引っ張るのかと思ったら、どうでもよくなっていましたね。それにしても、かもめ亭のマスターよ、キッチンを爆発させるのは萌えキャラの役割だろうに。

硬水に嫌悪感を示したことで、味覚が鋭敏になりすぎていることに気づく、という決着ですが、それはどうなんでしょうね。硬水に含まれるミネラルの味は、生野菜などにもあるわけで、天然野菜がOKであれば硬水もOKだと思うのですが。

Cパートでソウタとホロンが格闘していましたが、次回はアクションがあるのでしょうか。このアニメ、味のあるストーリーではあるけれど、地味ぃーなのは否めないわけで、そろそろ派手な展開が欲しいとは思います。

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久島の、地球律への『愛』が語られたエピソードだったと思います。 RD 潜脳調査室 第11話 「純正律」 のレビューです。

バイオリンは、技術的には10代で完成すると言われています。ピアノは10本の指を駆使した複雑な曲をいくらでも作れるので、技術を極めるのは大変なのですが、バイオリンは単音+αしか出せない楽器なので、技術面での奥行きは案外浅いようです。そこから先は、技術ではなく感性の領域になります。久島が言うところの『才能』です。 彼は17歳でバイオリンの技術を極めてしまい、そこから先に進むだけの愛や執着を持てなかったので、すっぱりと音楽を止めてしまったのでしょう。

でも彼は、代わりに打ち込むものを見つけました。『地球律』ですね。愛がなければ続ける価値が無い、と達観している久島が、何十年も研究してきたのですから、地球律への愛にあふれているということなのでしょう。 

地味でまわりくどい話ですが、しみじみとした味わいがあると思いました。 純正律から地球律へ、と韻を踏んでみたりして。

純正律(ピュアスケール)の話ですけど、わかりました? 僕は「ピュア・スケール・ミュージックによる理想的ストレス解消」というCDを持っていまして、これには同じ曲を純正律と平均律(通常の調律)とで比較演奏したトラックがあるのですが、たしかに響きが違います。興味があれば聴いてみてください、と書こうと思ったら廃盤ですか。

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『電脳化時代の学校生活を覗き見る』という感じの、番外編的な回でした。 RD 潜脳調査室 第8話 「ノー・フレンド」 のレビューです。

ハルさん出ないしね。都市伝説のシーンでは登場してましたが。 「メタカレと先約が」などの会話が何気なく面白かったです。

授業中の風景を見ると、バイザーみたいなものを使っているのはミナモだけのようでした。この時代、電脳化していない人は希少なんですね。なぜミナモは電脳化しないのか、その理由は今後語られるのでしょうか。

正直、オチはミエミエでした。『使っていない電脳を貸すビジネス』というアイデアは面白いのに、ネタを明かすのが早すぎのような。わかりやすさを取ったのかな。 

PCのあまった計算力を貸すというのは、Folding@Homeなどが有名ですね。これは劇中でも語られていたように、難病克服のためのボランティアですが、『電脳貸し』は、マーケティング調査に協力するアルバイトだそうです。人を集めて「どのデザインが好ましいか」みたいな調査はメーカーは頻繁にやるので、そういうことが安価にできるのであれば、企業にとっても魅力的な話ではあります。まぁ、違法スレスレなんでしょうけど。

さらにこれを悪用すると、『わが社の商品が欲しくなる』という刷り込みもできるのかもしれません。サブリミナルの強力版のような感じで。サブリミナルは現状でも違法なので、その手の電脳マーケティングももちろん違法でしょう。

性格まで変えられちゃうかも、という話ですが、公式サイトによれば、メタルはいわゆる『ゴーストハック』が出来ないセキュアな電脳ネットであるはずで、その設定との整合がどうなってるのかはわかりません。

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電脳化しても、それによって心を理解し合えるわけではない、というお話でした。ただ手と手を取り合うほうが、よほど伝わるものがあると。この物語のテーマは一貫しています。 RD 潜脳調査室 第7話 「手と手で」 のレビュー。

僕も犬好きで、今も飼っているので、犬が考えていることが分かったら楽しいだろうなとは思います。でも、「真に互いを愛するなら、対等の立場になるしか無いんです。飼い主とペットの立場ではなくね」というイシオ氏の言葉は、違うだろうと僕は思いますね。

犬は群れを作る動物で、群れにはボスが必要です。飼い犬を甘やかしていると、犬は自分が家族の中のボスだと勘違いしてしまいがちですが、現実にはエサは飼い主からもらうだけだし、散歩も飼い主の気分次第であり、犬の好きなようにはなりません。ボスなのにままならないということは、犬にとって非常なストレスになり、つまり不幸であり、機嫌の悪い犬になります。

一方で、飼い主がボスだという関係が確立されていると、犬としては「ボスに従っていればエサがもらえるし、遊んでもらえるし、守ってもらえる」という安心感があり、そういう犬は穏やかで、幸せそうにしています。 ダップーも、求めていたのは対等な仲間ではなく、仕えるべきボスだったのですね。 イシオ氏はメタルに浸るあまり、そのことを見失ってしまったのでしょう。

犬の言葉を翻訳すると、”~したい”が”ご飯”と翻訳されてしまうらしい。犬の脳の言語機能では、動詞が認識できなくて名詞だけなのでしょうか。だから動詞が、それを想起する名詞に変換されてしまうのかな。面白い話だと思いました。

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この物語のテーマは、「電脳化され仮想現実が発達した世界であっても、自然や現実世界と関わりでしか得られないものがある」ということなのでしょう。 RD 潜脳調査室 第6話 「ラブ・レター」 のレビューです。

本の寄贈主は、波留の昔の恋人なのだろうというのは途中で読めていました。でも、涙でにじんだ手紙は不意打ちでしたね。手書きの手紙で、書いた人だけでなく、読んだ人の気持ちまで伝わってくる。 電子メールでは伝わらないものがあるわけです。

”ラブ・レター”という本の設定も素敵だと思いました。最後に読者が手紙を書くことで完結する小説。これ、なにか元ネタがあるんですかね? ものすごくイイじゃないですか。そしてその設定がしっかり生かされていました。

沙織さんは一生独身だったそうですが、ずっと波留のことを想っていたのでしょうか。そして、波留が沙織に手紙を書いたのは、波留の時間では「つい先日」なのです。悲しい恋のお話。

ミナモの祖母の「出せなかった手紙」は誰宛だったのでしょうか。彼女は若い頃は海の研究?をしていたようなので、波留と知り合いだった可能性がありますよね・・・

アクションもダイブも無い、地味な回ではありましたが、とてもいい話だったと思います。このアニメは深いな。潜るだけに。

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ちょっと一休み的な話ではありましたが、案外重要なテーマが仕込まれているかもしれません。 RD 潜脳調査室 第5話 「スーマラン」 のレビューです。

シンクロニシティという言葉があります。心理学者のユングによって提唱された概念ですが、たとえば会社で植木等の話題で盛り上がっていて、家に帰るとなぜか家族が”ニッポン無責任時代”のDVDを借りてきていた、というような偶然の一致のことです。こういうことは結構あるので、ユングはこれは偶然ではなく、人間の精神の深層にある何か(集合的無意識)が、リアル世界に介入するのだ、と考えました。

ほとんどオカルトであり、科学的に検証できないことが批判されますが、そういうことが無いとも言えません。波留の言う”地球律”や、ミナモの自然と交信する能力?とも通じるものがありますね。

前置きが長かったですが、スーマランのサングラスを”偶然”、波留がミナモにプレゼントしたのは、二人が精神の深層で繋がっているということなのだろうと思うのです。年齢が遠く離れているのに妙にウマが合ったり、バディとして助け合ったりできるのはそのせいなのだろうと。 ミナモのバイトに反対していたソウタも、今回の件でそれを悟って、驚いたような表情をしたのだと思います。

ホロン曰く、「男性からの誘いをお断りしないように設定されています」とな。なぜそんな設定に!久島が気をきかせたのでしょうか。ムッツリスケベだ。前回も真顔で”オーガズム”とか連呼してましたが。

売り物の高価なサングラスが無造作に置かれていましたが、AIによる万引き監視システムがあるだろうから、わざわざケースに入れたりしなくてもいいのだろうな、と思ったり。現実でもそういうシステムはありますが、現代のAIの性能では制約が多いようです。RDの世界であれば、人間が監視するよりも間違いなく監視できるでしょう。まぁ、それを騙すハックもありそうですが。

ホロンは、倒されたアイアンシュバルツのことを心配しているようにも見えました。アンドロイド同士の仲間意識みたいなものがあるのでしょうか。アンドロイドはあまり感情を出しませんが、人間は、好き・嫌いといった感情によってドライブされているところが多分にあるので、人間を模倣するAIも、ある程度の感情は必要だろうし、プログラムされているのだろうと思えます。

と、なにげない日常?の話ではありましたが、世界観を表すシーンがさりげなく散りばめられて楽しめました。

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ミナモの声で、自分を取り戻した波留さん。仮想現実の”バインバインのコレもんのお姉ちゃん”よりも、現実のムチムチのほうが良いということですね。わかります。 RD 潜脳調査室 第4話 「欲望の環礁」 のレビューです。

このアニメ、かなりソフトウエアやネットワークに造詣の深い人が設定を考えているようで、僕はソフトウエア技術者なので、なるほどねと思う所がいろいろありますが、そうでない人がついてこれているのか気がかりです。 今回は、メタルやダイバーとは何か、について説明する回でしたが・・・

公式サイトの用語集によると、ダイバーとは「特殊ツールを用いて、フィルタリングされていないデータ状態のメタリアル・ネットワークに直接介入する職業ハッカーを指す」のだそうです。 つまり、ややこしいけどメタルの仮想現実空間が2種類あるということで、今回、それがはっきり描写されていました。

  • (普通の)メタル: いわゆる普通の仮想現実空間。好みの仮想現実を作って没入することができる。
  • ダイブしたメタル: メタルのプログラムの動きやデータの流れを、なるべく生に近い状態で仮想現実化したもの。便宜的に水中のような描写(メタファー)になっている。

今回で言えば、ビーチバレーのシーンが前者で、 渦を見たシーンが後者になります。 波留は先ずは普通のメタルに入って、そこからさらにダイブしていました。

profiler.gif現実でも、コンピュータのプログラムの動作がおかしいときに、プログラムを一旦止めたり、少しづつ動かしながら、なにが悪いのか解析します。悪いところを見つけやすいように、内部動作をツールを使って可視化したりもします。右の図はそういうツールの例ですが、”メタルにダイブする”とはつまり、そのように”ツールを使ってメタルをデバッグする”ことなのでしょう。 

仮想現実でセックス、というのはありがちなネタではありますが、仮想現実を語るには避けて通れないのでしょう。 
男に女性の神経を移植したら性的快楽が増幅されるというネタも、ハインラインが30年以上前にやってますね。 
臨死体験まで仮想現実化してしまう、というのは面白いと思いました。人間の欲望は底知れないということでしょう。 周恩を助けにいったダイバーがブレインダウンしたのは、「死」に取り込まれたからでしょうか。

周恩のブレインダウンの原因は、「風俗用アバターと臨死体験プログラムで相乗的なオーガズムを得ようとしたため」 ということになったようですが、たぶんそれだけではないのでしょうね。 ブレインダウンが”停電を機に増えはじめている”という話もあったので、地球律とのかかわりがあるのでしょう。

今回、ミナモの呼びかけに波留が答えて、ブレインダウンをまぬがれたのですが、これはきっと、あの2人に共通する”自然の声を聞く”というシャーマンのような力で、メタルにあっても心が通じたのではないかな、と思っています。 波留もそれがあるから、ミナモをバディに選んだのでしょう。 ムチムチだけが理由ではないということで。

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これ、用語の説明がほとんど無くて、公式サイトの用語集を見ていないと話がわからないのではないでしょうか。そのわりには”携帯サイト(有料)限定情報”があるのはどうかと思いますが。 RD 潜脳調査室 第3話 「リダイブ」 のレビューです。

波留 「僕を支えてくれるムチムチヒラメキが必要だ。」

僕も、ムチムチもいいかと思えてきましたよ。 現代では、女性は細い方が良いとされていますが(少なくとも女性はそう思っている)、太目がモテていた時代もあったわけで、2061年ではムチムチが来ているのかもしれません。女性型ロボットをムチムチにデザインするくらいですからね。僕もがんばって長生きしよう。

ともあれ、みなもは確かに、波留にヒラメキを与えました。 波留がダイブに失敗するのを見て、カンのいい みなも は何か引っかかりを感じていたのでしょう。その時は、それが何か判らなかったけれど、喫茶店で「安全安心ダイビング」という広告を見て、「これだ!」とひらめいたようです。

つまり、ダイバーは海を感じることは必要ですが、海に飲み込まれてはいけないのです。人間は海中で生きるようには作られていないので、海中では異物にすぎません。油断すると、容易に”海の藻屑”になってしまいます。 海と一体化しつつ、海に取り込まれない危機意識を持つことが、ダイバーには要求されるのですね。 

波留は、海を感じることを求めるあまり、そのことを忘れていました。むしろ海に飲み込まれても本望だとさえ思っていた。それじゃダメなわけです。 海をシミュレートしているメタルでは、深く潜るにつれて高い”思考圧”にさらされ、自我がメタルに溶け出してしまう(つまり海の藻屑になる)危険が増えます。なので、”海(メタル)を感じるけれど飲み込まれない”、という意識が必要で、それがつまり「安全安心ダイビング」です。 ダイビングの心得を、波留はみなもに教わってしまったのでした。

波留とみなものコンビネーションが、今回も発揮されました。 みなもは基本的には無知で無力なわけで、経験豊富な波留を助けるシチュエーションを作るのは大変だと思うのですが、これからもこのパターンでやるのでしょうか? だとしたら凄いなぁ。

波留がメタルから戻ったとき、みなもに波留の”若い姿”が見えたのはなぜでしょうか? みなもは電脳化されていないけれど、メタルに干渉して”メタルでの波留の姿”を感じることができるとか? そういえば、リンクが切断されたときに、みなもが波留のところに駆け寄ったら回復しましたね。なにかそういう設定はありそうです。

おじいさんと少女の仲が今後どうなるのかも、大いに興味があります。 ムチムチ書記長が、からんできたりするのですかね?  波留を巡って両手にムチムチとか?

追記:
最初に見たときは気づかなかったのですが、リンクが切断されたときに、オペレータが「スポラディックE層発生」って言ってますね。これは何かの比喩じゃなくて、そのまんまの意味なのでしょうか? スポラディックE層とは、突発的に発生する特殊な電離層で、テレビ放送に悪影響を与えたりします。この時代、電脳への接続に無線を使っていて、それにスポラディックE層が悪影響を与えるのかな? みなもが波留のところに駆け寄ったらリンクが回復したのは、みなもには電波障害をなんとかする力がある? そしてそれがみなもが電脳化していない理由とか? むしろ謎が増えてしまいました。

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印象に残ったのは、パンツとメタルでしょうか。サイバーパンツ? それはともかくとして、メタルの描写は興味深いものがありました。RD 潜脳調査室 第2話 「少女」 のレビューです。

メタルは、コンピュータシステムの”海のメタファー”なのですね。 たとえばWindowsやMacの画面は、”机の上にモノがいろいろ置いてある”ことの比喩(メタファー)になっています。マウスで書類をつまんで並べたり、フォルダに入れたり、ゴミ箱に捨てたりできる、”机の上”を再現した一種の仮想現実なわけです。これを”デスクトップ・メタファー”と言ったりします。

なぜ現実を真似た表現をするかというと、わかりやすいからです。ではそれをさらに進めて、三次元空間のメタファーを作ればいいのでは、とは誰でも思いつくことで。 SFや映画では、そういう”仮想空間”はよく登場しますね。JMは都市のメタファーだし、ディスクロージャーは図書館のメタファーでした。 

実際には、ゲーム的なものを除けばなかなか実用化されませんが、その理由は入出力デバイスの限界でしょう。マウスやキーボードで操作して、2次元の画面で結果を見るのであれば、2次元的な世界のほうが扱いやすいわけです。 でも例えば、全身を使った入力(または思考による入力)ができて、その出力が視覚・聴覚・触覚など五感に返ってくるのであれば、三次元メタファーは大いにアリでしょう。それがつまり仮想現実です。

メタルもそのような仮想現実ですが、没入する時間や深さに限度があり、それに常に注意しながら使う必要があるそうです。これは”潜水”における注意点と似ているので、”海に潜る”メタファーにしているのですね。

そのメタファーがとても良く出来ているので、現実の海で優秀なダイバーである波留は、メタルの海でも優秀なのでしょう。 優秀なレーサーは、GTのようなリアルなレースゲームでも実際に速いそうなので、ありえる話だと思えます。 現実の潜水技術とメタルでの技術がどうリンクするのか、というところを映像で見せてくれると、さらに良いと思いますね。今後に期待しています。

ミナモも、面白いキャラクタですね。”自然の声”を聞き取る力があるのでしょうか。それは本来、人間は持っていて、文明の中で失ってしまった力なのかもしれません。波留と似たもの同士ということでしょうか。一方で、仮想現実ではなく現実世界で動き回るのは波留とは対照的でもあり、いいコンビになりそうです。今回のコンビネーションも見事でした。

地球律による被害をやり過ごして、当面の危機は去ったのですが、物語はここからどうなるのでしょうか。地球律の謎に挑むのかな? 次週も楽しみです。

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なかなか本格的なSFで、しかも海洋モノ。最高じゃないですか。 RD 潜脳調査室 第1話 「ウラシマドライブ」 のレビューです。

まず、公式HPの用語集を見ることをお勧めします。メタルとか環境分子とか、耳慣れない用語が頭に入りやすくなり、話に集中できると思うので。 ”思考圧”や”A.I.R.”あたりが面白く、サイバーパンク(電脳空間を舞台にしたSF)だなぁと思いました。

しかし、ただのサイバーパンクではなく、人工島を舞台に、リアルの海ともリンクしているようですね。謎の”海が燃える現象”と、メタル(電脳空間)での出来事にはなんらかの関連があり、それを突き止めていくのがストーリーの本筋なのかなと思います。

その謎を解く鍵となるのが、「地球律」なのでしょうね。用語集にも無かったので、この字で合ってるのかわかりませんが、たぶんこうでしょう。”律”は、ルールとか音程といった意味です。

ガイア理論というのがあります。地球は、その上にある生態系とともに、ひとつの巨大な生物であるという考え方です。気象とか海流とかも、地球の生命活動の一環と考えることができて、なにか変化があったとき、地球はあたかも生物であるかのように、自分でそれを癒そうとする(恒常性を保とうとする)、といった話だと理解しています。 

”地球律”は、そういう生物としての地球の声なのかなもしれません。想像ですが。さらにガイアは電脳空間にも拡張して、気象が生態系に影響を及ぼすように、地球科学的なことが電脳空間にも影響を及ぼし、恒常性を保つように働く、みたいな話かもしれません。

用語集によると、”環境分子”というのは、水温の上昇を抑えて潮流を調整する働きがあるそうで。そんなことをされたら、地球が怒って揺り戻そうとしても無理は無いかもしれませんね。

  

あと、「直感」というのも重要なキーワードのようです。

科学者にとって一番大事なのは、論理的なアプローチや数学的な検証ではない。それらに先立つ高次の精神の作用によって、人間はここまで世界を理解してきた。それは、「直感」だ。

「人の五感は時に、科学では計り知れない探知能力を発揮する」、とも言っていました。同じような意味ですね。つまり、人間にはコンピュータや電子機器がどんなに進歩しても真似できない能力がある、ということです。

自分の経験で言えば、実験データから結果を読み取るために、データにいろんな処理をしたり、統計手法を使ったりしても分からなかったことが、グラフで見ると一発で分かったりします。人間のパターン認識能力や直感力の勝利ですね。

海で起こっている現象を、わざわざ仮想現実化してそれに”潜る”のも、そのためなのでしょう。大量の情報を五感で感じて、体を使ってデータの海を泳ぐことで、はじめて分かることもあるのでしょう。

ほかにもいろいろ書きたいことがあるのですが、長くなったのでこのへんで。久々の本格的なSFなので、ちょっと興奮しています。次回からも全力でレビューします!

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